地元の小さな祭りが盛り上がるのは雨降りでも来てくれる屋台の人のおかげ

祭り 屋台 雨
 
子どものころから親しんだ、愛着のある地元の祭り。
この祭りがやって来ると、季節も秋の装いをめかし込んで、
ぐっと涼しく、肌寒いくらいになります。
あいにくの雨でしたが、ちょっとブラリと寄り道をした地元の祭り。
通いなれた祭りの日には、なんだか心がワクワクソワソワしますよね。

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この日専用のお小遣いをもらって、
友達と約束して、自転車にまたがって。
 
夜ご飯代わりにじゃがバターを食べたら、
射的に輪投げにスマートボール。 
デザートにクレープをほお張りながら、
集まった友達と子どもながらに世間話を楽しむ。
 
僕にとってその地元の祭りはそんなところでした。
 
 
 
あれから20年弱。
僕は30歳手前。隣には同級生の友達でなく妻。
時代は流れても開催日の変わらないあの祭り。
なんだかその日になると
「行かないとなんか寂しい」という気持ちになるから不思議。
 
台風が明けた名残で雨が強めに降る日でしたが、
妻に声をかけたら以外にも「行きたい」という反応。
運転するのは自転車じゃなくトヨタのハッチバック車です。
 
 
祭りに近づくと、雨はさらに増しました。
気温もこの季節には寒い人なり、
「こんな日に人はいるのか?」と不安になりました。
 
会場に着くと、そこには毎年の赤っぽい明るさが。 
提灯と、屋台のお店の明かり。
そこには傘をさしながらも人が行き交っていました。
 
僕はなんだか、とてもほっとしました。
愛着のあるこの祭り。
あの時の僕らと同じような小中学生が、
彼らなりのオシャレをして友達と集まってる。
小さな子が親に駄々をこねてボール投げがしたいと訴える。
主催のテントのおじさんたちは暇そうに飲んだくれる。
 
そう、これでこそこのお祭り。
なんだかうれしいな。としみじみ思いました。
 
そして、ふと思いました。
「こんな天気に人なんて来るのか?」
という僕の心配を杞憂にしてくれたのは、
何を置いても屋台の列のおかげ。
これがなけりゃ人なんて寄り付きません。
 
雨がザーザー降って、秋のはじめの夜は寒いくらい。
こんな日にどれだけ儲けがでるのか。
それでも、この屋台の人たちが来てくれるから
僕もそうだったように、小中学生が楽しむ場ができる。
そう思ったら、こっそりと心の内で感謝せずにはいられませんでした。
 
 
僕は屋台商のおじさん、おばさん、お兄さんが苦手でした。
何でって怖いのです。醸し出す雰囲気がちょっと。
わかりません?
 
ですが、ほくほくのじゃがバター、甘いカステラ焼き、
この日しか触れない射的のコルクライフル、
この日しか遊べないスマートボール。
それらの魅力が屋台商の人の怖さを超えていたため、
声をかけてお金を渡して遊ぶのでした。
 
 
今となっても独特の雰囲気を醸すお兄さんたちの印象は変わらないけど、
この人たちが雨にも「めんどくせ~、こんな日儲からねぇよ」
なんて言わず、トラックに屋台の骨組みや機材を積んで来てくれる。
だから、僕の大好きなこの祭りは小さくはなっても続いている。賑わっている。
 
そう思うと、めっちゃパンチの効いた見た目のお兄さんが作るお好み焼きが
めちゃくちゃおいしそうに見えてきて、
妻にお願いしてお土産に買って帰りました。
夜食となったお好み焼きは、“ザ・祭りの味”で、すごくおいしかった。
 
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