Mr.Children「Jewelry」恋心は泥の中でも誇らしく輝く

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独断での解釈で進むかずの『歌詞学』の時間へようこそ!
今回の教材はMr.Children「REFLECTION」収録曲の「Jewelry」です。
{Naked}の14曲目のこの曲は、女性目線での片思いソング。
片思いゆえの苦しさの反面、その恋心に誇りを持っている、
そんな恋心の尊さと輝きを教えてくれる曲だと思って愛聴しています。

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◆全体の解釈
まずはこの曲の歌詞から読み取れる物語の全体像から行こうと思います。
【歌詞全文はコチラ参照】 
 
ちなみに、「Jewelry」というこのタイトル、最初パッと見、
ゼリー?と読み間違えてしまったことを白状します。英語は苦手です。
 
歌詞が紡ぐ物語の主人公は女性。
「あの人」「美しく」そして、「輝いていたいの」と、語尾が“の”であること、
ここからそれは明白かと思います。
僕がその世代だからか、僕は30手前の女性を想像してしまいます。
 
さて、この歌詞の物語。
「拾い上げられなくたって」「沈むような気持ち」というフレーズからは、
この女性の恋は一方通行であることが読み取れます。
 
しかし、その中でもプラスの言葉が見られます。
それが「イノセント」「誇らしく」「輝いていたいの」などの言葉です。
※イノセントとは“無邪気な”とか“純真な”と言った意味の英語です。
 英語は苦手なのでちゃんと調べましたから合ってると思います。
 
そんな風に考えて聞いていると、
“恋心”という複雑怪奇かつ純粋なモノ
めちゃくちゃ上手く書かれていると思うのです。
さすがは我らが桜井さん。
 
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◆歌詞の深読み
では、ここからはポイントで歌詞をピックアップして深読んで行きます!
 
 
「結局 拾い上げられなくたって
 束の間 あの人の目に留まれば心は笑顔になる」
これ、めっちゃわかりますよね!
恋をしたことがある人はみな共通!だと思われるこの感情。
最終的に結ばれる可能性は薄くても、例えば「目が合った!」ってだけで
舞い上がっちゃうその気持ち。
片思いの醍醐味ですよね。(片思いに醍醐味といういうのも変ですが)
 
  
「沈むような気持ちがある
 日々の中に滲み出た泥水に浸かって」
この曲をはじめて聞いたとき、強烈なインパクトがあったのが
“泥水”という単語。この単語、全部で3回登場します。
 
相手に想いが届かず、日々の生活もどこか緩慢で重たい。
それが体なのか、心なのか、あるいは両方か。
・・・僕の経験では完全に両方ですね・・・。
 
まさに、日々の生活を送っているだけなのに、
気づけば足元から泥水が浸み出し、体まで浸かってしまう。
という感覚。んー、ホント言い得て妙です。
 
 
「イノセントなまま誇らしく輝いていたいの」
「イノセントなまま美しく輝いていたいの」
そして、サビの最後を締めくくる、このフレーズ。
泥水に浸かったような気持ちににもなる日々だけど、
それは「あの人へと向かう想い」のせいなんだけど・・・
 
それでもこの想いは大切なの!誇りなの!美しいものなの!
私にとっての宝石(Jewelry)なの!
 
という強い気持ちを感じます。
 
“この恋心は否定しない”という、自分の想いへの尊厳があるのでしょう。
こうやって深読みして解釈すると(半分妄想かもだけど)、
とても感動する物語を持った歌詞だと思うのです。
 
 
 
◆最後に
歌詞もさることながら、曲調もとても独特でいいですよね。
ちょっと重たい雰囲気のメロディーに、切なそうに歌う桜井さんの声。
個人的にカラオケに言ったら絶対歌いたい曲です。 
 
良くも悪くも、僕自身はこんなふうな重くてつらくて、
でも輝くような恋愛をする時代は終わったなぁ。
いい経験だったけど、まだ今からしたいかと言うと、
結婚に向かっている今の方が落ち着いていて充実感があります。(笑)
 
 
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