Mr.Children「忘れ得ぬ人」こんな恋ができたら幸せ。そして同じくらい不幸。

歌詞学の時間です。
ミスチルファンのためどうしてもミスチルに偏ろうとする講義です。
でもいいいじゃない!これは僕のブログなのだから!
と思い、筆を進めることにします。
  
本日の教材はMr.Childrenの新アルバム、「REFLECTION」からの曲。
「忘れ得ぬ人」です。
 
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ミスチルの切ない曲にハートをわしづかみにされる僕は、
「REFLECTION」で一番好きな曲なんです。
歌詞学の講師として深読みしていきたいと思います!
 
 
 
◆全体の解釈
まずはこの曲の歌詞、つまり物語全体の解釈から入りたいと思います。
【歌詞全文はコチラ参照】
と言いつつも、もちろん僕の妄想が前提ですけどね!
だから、人によって解釈は違っていいですし、その方が楽しいと思っています。

 
まず、この歌詞にある“君”。これは“僕”の忘れ得ぬ人ではありません。
“僕”の忘れ得ぬ人は、この歌詞では“忘れ得ぬ人”です。
“君”は“僕”にとって、まさに今恋愛関係になりつつある相手です。
 
“君”と“忘れ得ぬ人”。
現実の幸せをくれる人と理想の憧れの人。
その渦中にいる“僕”の心情を繊細に書いている歌詞です。
 
 
 
◆歌詞の深読み
“君”は美しく、“僕”の理想通りの人。
「ピアノのコード」とは“君”と過ごす時間の比喩。
決して楽しくないワケじゃなく、
むしろとても充実した時間だと“僕”は思っているのです。
 
そんな“君”に対して、“僕”は君の望む僕を表現することができます。
卒なく、自然に。だから「演じる」という言葉は当てはまりません。
わざとらしくないし、嫌々でもないのです。
 
そうして“僕”は冷静な頭のなかでこう思うのです。
「本当はその方法が正しい道かもしれない」
これはもちろん、“君”といっしょになるという道。
 
でも、その道を選ぶことは、
“忘れ得ぬ人”と結ばれるという道は途絶えることを意味します。
 
でもでも、“君”との関係を終わりにすれば、きっと後悔もするだろう。
そんな気持ちもあるのです。
まさに葛藤。
どちらかの道しか選べません。これは同じ男として好感を持てます。
 
 
だけど、結論。
「その手を引き寄せはしない」
もちろん“君”の手です。
 
この結論は、“君”を選ぶ道のことを“方法”
と表現している時点で決定している気がします。
どこか戦略的、妥協的なニュアンスを含んだ表現です。
 
それに対して“忘れ得ぬ人”への道は魂が求めているのです。
勝敗は“僕”のなかで最初から明らかです。

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◆“僕”の気持ち、とてもよくわかります。
この曲が好きなのは、
実は僕(かず)も同じ葛藤を経験しているから、というのもあります。
僕にも強烈な“忘れ得ぬ人”がいたのです。
 
“君”のような人といっしょに前に進む方が楽だけど、
一方で“忘れ得ぬ人”から離れるのは楽じゃないのです。
 
離れることはいつでもできる。
だったら今離れずに希望を持ち続けたい。
そういう思考回路になるんですよね。
 
当時の僕がこの曲を聞いたら号泣したことでしょう。
めちゃくちゃ当時の僕の気持ちを表してくれています。
桜井さんもこんな経験があるのでしょうか。
 
 
こんな恋ができたのはとてもとても幸せで、
そして同じくらい不幸なことです。
 
そんな気持ちをやわらかなメロディーで思い起こさせてくれる名曲です。
 
 
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  8. ピンバック: 一見は百聞に如かず。その心は?Mr.Childrenの「ROLLIN’ ROLLING」 | かずのUPノート

    1. かず 投稿作成者

      らしいですね!
      ただこの記事は桜井さんのねらいを正確に伝えるというものではなく、僕なりの妄想と解釈を書いているのでご了承ください。

      返信

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