『直虎』38話。武田信玄もシンプルに平和を愛する人だったことにしんみり


こんばんは。かずです。
武田信玄が冥府から舞い戻ってきた死神…いえ寿桂尼によって帰らぬ人となりましたが、その前にあんなシーンがあったから素直に喜べないなぁ。と感じています。

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そのシーンというのは、信玄のもとに直談判に行った南渓和尚が、その夜に信玄と語るシーン。人生経験に裏打ちされた男同士のやり取りがカッコよかったあのシーンです。
 
 
戦で成り上がってきた信玄と、武家の子に生まれながらも寺に入った南渓。南渓が信玄に「戦に飽いたり、疲れたりしたことはないのですか」と尋ねると、信玄は「戦でよその領地を勝ち取っていかなければ生きれなかった。疲れるひまもなかったわ」と答えました。
 
その言葉を聞き、南渓はさらに問います。
「御屋形様は、来世生まれ変わるとしたら何がよいですか」
すると信玄は少し考え、月に向かってこう答えます。

 

「お天道様がよいかの」
南渓が「ほう」と一言相づちを打つと、信玄はその心を続けます。
 
 
この世の中すべてに睨みを聞かせ
天地(あめつち)を調略し
どこもここも恵まれた土地とする
 

この一言に僕は胸を打たれました。思いがけない言葉だったからです。
 
僕はてっきり、「わしの力を日本中に知らしめて、誰も逆らえないようにしてやるのよ」なんてセリフが出てくると予想していたのです。だから冷めた目で見ていました。
 
しかし、飛び出したのはなんとも優しい言葉。
自分ひとりのことを考えてのことではなく、すべての人々が幸せになれたらいいという願いがこもっていますよね。
だけど同時に信玄っぽい強さも含んでいる。
 
信玄自身も生まれたころから苦労を重ねたのでしょう。そして、戦をしないと、そしてなおかつ勝ち続けないと生き残れない人生。そんな経験を積んできた信玄だからこその答えなんだなぁと感じました。
 
 
南渓和尚の語りかけに引き出された信玄の本心。それを垣間見た気がした今回。
信玄ラブ!くらいまで僕の気持ちは高まっていたのですが、遊び女にぐへぐへしたところで急死という、なんとも言えない展開で終了。しかもその死の演出に寿桂尼登場。・・・信玄、なんか残念でした。
 
でも、しんみり優しい気持ちになれた一夜となりました。
 
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