別れた彼女と折れたサングラス

折れたサングラス
 
昔、6年の片思いを経て付き合った、大好きな彼女がいた。
そして同じ時期、いつもダッシュボードに入れていたお気に入りのサングラスがあった。

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その彼女とは、高校の同級生。
高校を卒業して、大学も4年間、彼女のことが大好きで、
何度も何度も想いを伝えたけど、その度に「友達のままで」と言われていた。
でもあきらめきれない。
そんな苦しくも若々しい恋愛をしていました。
  
そんな彼女が、ついに僕と付き合うと言ってくれたのは、
僕が5度目の告白をしたとき。
公園のブランコに乗った彼女は「うん、付き合おう」と笑ってくれた。
 
 
それからはまさに毎日が天国だった。
僕の人生でこんな幸せがあるかと、心から思ってた。
 
 
しかし、男女問題はいつも面倒なもので、
ちょうど付き合って1年を過ぎた途端、
なんの前触れもなく彼女のフラれた。
 
ほどなくして、彼女は僕の友人と付き合っているということを知った。
 
 
そのころはまさに毎日が地獄だった。
生きていてこんな不幸があるかと、心から思ってた。
 
 
 
そんなとき、出かけた先でお気に入りのサングラスを折ってしまった。
ちゃんとダッシュボードに片付けず、助手席に置いていたら
重い荷物の下敷きにしてしまったのだ。
 
フレームが完全に折れてしまって、直せる様子もない。
いかつい感じのしない、シンプルで僕の顔の形に合うサングラス。
探すのにいろんなお店を回ったのに・・・
 
心底あ~あ、と思った。
でもサングラスは運転するときに不可欠。
ないと夕陽が射す時間帯に運転できない。
 
 
久しぶりに僕はサングラスを探しに回った。
高いものは買えないし、
かと言って、その辺の雑貨屋に置いてあるものはなんだかチャラい感じ。
 
 
何件もいろんなお店を回った。
 
 
そして、ついに気に入るサングラスが手に入った。
折れたものよりももっと僕好みの、
すっきりしたデザインとかけ心地のサングラス。
このサングラスをかけて運転すると気分が上がる。
そんな新しいサングラスに出会った。
 
 
そして僕は、よく歌の歌詞なんかで使われる言葉の意味に気づいた。
別れがあるからこそ出会いがあるのだと。
 
過去を引きづるのではなく、未来に意識を向けることで
過去よりより良い未来を求めることができるのだと。
 
 
現在、当時の彼女よりも可愛らしくて息も合う婚約者がいる。
そう、人生は考え方次第なんだ。
あのときサングラスが折れてくれたことで、僕は前を向けた。 
 
 
折れたサングラスも別れた彼女も、すでに記憶はぼんやりだけど、
この事実の流れだけは大事に忘れない。
出来事はすべてつながっている。そしてこれからを進む道しるべになる。
 
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別れた彼女と折れたサングラス」への2件のフィードバック

  1. M.I.F

    もう、まさにいま(正確に言うとちょっと前ですが)下降しきった状態です。
    メンタル的には回復しましたし、次に向けて動き出し始めたところではありますけどね。

    別れがあるからこそ出会いがあって、その過去があったこそのより良い未来を築きたいですね。

    返信
    1. かず 投稿作成者

      ふむむ、M.I.Fさん、元気出すんだ。
      この記事のとおり、僕もかなり痛々しいことをやっていましたが、
      頑張る人は報われるはずです。M.I.Fさんならもう動き出してる市大丈夫です!
      そうですね、過去は重りじゃなくて羽にすべきものです。

      返信

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