あるラーメン屋のバイトのおじさんをこっそり尊敬してしまった話

連休3日目の深夜、僕を残して家族が旅行に出かけたおかげで、
僕は夜ご飯のタイミングを計り損ね、お腹を空かせていました。
 
そうして入ったのがこのあたりにチェーン店を展開するラーメン屋さん。
そこで僕は人生の哲学を気づかされたのです。

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その哲学を暗に僕に伝えてくれたのは、バイトのおじさんでした。
歳は50歳前後。僕の父よりは若い感じだけど、結構なおじさんです。
学生バイトの若い男の子たちに交じってあくせくしていました。
 
 
店に入った瞬間に、「いらっしゃいませ!」
学生バイトのそれとは一線を画す粋のいいあいさつ。
このときに僕は、「おじさんなのにがんばってるなぁ」と
どこか上から目線の印象を持ったのを覚えています。
 
 
その後、メニューをふむふむと見ながら吟味し、
いざ注文をすべく「すみませ~ん」と声を上げると、
反応したのは先ほどのおじさん。
そのおじさんが、
 
 
なんと、それほど広くない店内、
駆け足でやってくるではありませんか。

 
 
そして笑顔で僕の注文を取り、素早く厨房にオーダーを通します。
 
 
深夜なのでお客は少なく、すぐにラーメンがやって来ます。
久しぶりに入るこのお店のラーメンはめちゃくちゃおいしかったです。
 
 
 
そうして、最後、お会計のときです。
レジについてくれたのはまたあのおじさん。
どの行動も学生バイトより反応がいいのです。
 
 
僕はその名札をちらりと確認しました。
すると、「見習い君」という文字が書いてあるではありませんか。
名札にはそれだけが書いてあるだけで、名前は書いてませんでした。
 
 
そうしてレジの打ち方を学生バイトの子に習っていました。
気だるそうにレジ打ちを教える学生バイト君。
それを「はい!はい!」と聞いて僕の伝票を打つおじさん。
 
 
 
こんな深夜のラーメン屋で、自分の子どもより若いバイト君に交じって、
「見習い君」なんてカッコよくない名札をあてがわれて、
それでもなんて謙虚で真摯なのだろう!

 
 
僕は感動してしまいました。深夜のラーメン屋で。
 
 
 
僕の愛読書をたくさん書いてくれている千田琢哉さんは、
その著書のいくつかでこのように主張しています。
“謙虚になれるのは、たくさん勉強してきた人だけだ”

 
このおじさんの姿を見て、この言葉は本当なのだろうと感じました。
おじさんの過去は知る由もありませんが、きっとずっとこの調子で
真摯に謙虚にいろんなことを学んできたのでしょう。
 
すごいのは、それをこの年になっても実践できていることです。
 
 
 
年を重ねて傲慢になるのはデキない人。
千田琢哉さんはこうも書いています。
 
乾いたスポンジのような吸収力を持ち続けられるのがデキる大人です。
傲慢になりそうになったり、怠慢になりそうになったりしたときには、
深夜のラーメン屋で見かけたおじさんのことを思い出そう。
 


あるラーメン屋のバイトのおじさんをこっそり尊敬してしまった話」への2件のフィードバック

  1. M.I.F

    どういう経緯でそこのバイトになったのかはこの際どうでもよく、このおじさんは目の前の仕事に真剣で、
    飲食業というか、サービスとは何かみたいなのがわかっていてすごいなぁと思いました。
    学生バイトゴルゥラァとも思いましたけど笑(客に見えるように?だるそうに指導してんのとちゃうぞ・・・と)

    年を食って傲慢になる人いますよね・・・でも「出来ない人」って思えばなんとかなりそうです

    返信
    1. かず 投稿作成者

      そのとおり!経緯は関係なく、素晴らしいと思ったんですよ!
      学生はこれから社会を知っていく身だから、その辺の心構えの差はありますよね。
      それにしても差があり過ぎでしたが(笑)
      そうです、傲慢で偉そうな人は総じてデキない人です。
      そんな人相手のもやもやするのは損ですよね!

      返信

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