100匹目のヒツジさん

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(作・絵:かず)
 
付き合っている彼女が、ある夜眠れずに悩み、
ベタなことにヒツジを数えにかかったところ、
つい妄想してしまったという内容がネタ元です。
では、はじまりはじまり。
 
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あるのどかな牧場に、たくさんのヒツジたちがいました。

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ヒツジたちは、眠れない人の頭の中に牧場のセットを引き連れて現れ、
セットの真ん中に置いた柵を、右から左に1匹ずつ飛び越えては、
眠れない人を安眠に導くという仕事をしていました。
 
 
ヒツジたちの仕事は評判で、100匹目を数えられる人はそうそういないという。
この日は、20代後半の女性のもとへ営業にやって来ました。
 
 
彼女の頭のなかで、ヒツジたちは1匹ずつ、順々に柵を飛び越えて行きます。
 
 
ヒツジが48匹。ヒツジが49匹。・・・羊が50匹!
「う~ん、今晩の相手はなかなか手ごわいぞ」
「昼寝のし過ぎではないのかな」
ヒツジたちはこそこそと話し出しました。
 
 
そしてヒツジは柵を飛び続ける。
 
 
ヒツジが78匹、。ヒツジが79匹。・・・羊が80匹!
「まだ寝ないのか、しぶとい子だ」
「明日は遠足か何かか?」
ヒツジたちはざわざわしはじめました。
 
 
ヒツジはまだまだ飛び続ける。
 
 
ヒツジが98匹、。ヒツジが99匹。・・・羊が・・・
 

突然、牧場の背景が照明が絞られたオシャレなパーティー会場に変わりました。
 
 
 
「レディィィス エェェェンド ジェントルメェェェン!」
パッとスポットライトがつき、司会者らしきおじさんが登場しました。
 
 
「さぁ拍手でお迎えください!100匹目のヒツジさんです!!」
スポットライトが右手の方に移っていき、
そこに現れたのは蝶ネクタイをして得意そうな顔のヒツジさん。
 
わぁぁぁーー! ピーピー!
会場内から一斉に大きな拍手と歓声、口笛が上がりました。
 

 
そして100匹目のヒツジさんは、ゆっくりと助走をつけはじめ、
 
華麗に4回転ジャンプを決めて柵を飛び越えました。
 
 
「やりました!100匹目のヒツジさん!異次元の300点越え!!」
わぁぁぁーー! ピーピー!
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というワケで、彼女はその晩まったく寝れなかったそうです。
「拍手でお迎えください」のセリフを彼女から聞き、僕は爆笑してしまいました。
 
原案は彼女ですが、いろいろ脚色してみて書いた、新カテゴリーでした。
こういうくだらない話は筆が進む不思議(笑)
 


100匹目のヒツジさん」への2件のフィードバック

  1. M.I.F

    ほのぼのしますねー。最近寝れないときでも羊を数えることは無くなりましたが、
    小学生の時にそれをやって、200超えたことがあります(何の前日だったかもはや覚えてませんが笑)

    この物語的に、200はどうなるんでしょうね笑

    返信
    1. かず 投稿作成者

      ネタはとてもくだらないのに笑ってしまった僕がいました(笑)なんででしょうね。
      200ですか!それはすごい!僕はいつも50くらいで朦朧としてきて、数えれなくなるんですよね。ヒツジが効くのです。
      この物語的には、200匹目に行くとノーベル賞の授賞式のような式典が開かれます。

      返信

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