オロナミンCはおばあちゃんの味


 
オロナミンCはおばあちゃんの味。
変わったことを言っていると自分でも感じるけど、そう、僕にとっては懐かしい、おばあちゃんの味なのです。

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オロナミンCを、今日久々に飲んだ。貰い物だったのだけど、何年ぶりだろうか。
昔から変わらない形の茶色いビンと、指をひっかけてキュポンと開けるフタ。
懐かしい・・・。
 
 
おばあちゃんは保育園の先生一筋でやってきた、優しいけどすごく厳しい人だった。
そんなおばあちゃんは、自分の孫、つまり僕たちにも厳しく、ちょっとしたいたずらでも怒られたし、礼儀をきちんとしないときも当然怒られた。
 
そんなおばあちゃんは、ジュースを僕たちに飲ませるというときもちょっと厳しいルールを持っていた。
 
そのルールとは、“栄養のないジュースは飲んじゃダメ!”というもの。コーラやファンタなどはダメ。OKなのはオレンジジュースやカルピスなど。
ダメに分類される多くは炭酸のジュースで、僕は炭酸がほとんど飲めない子だった。だから、友達が自販機でコーラを買ってグビグビおいしそうに飲むのを見ると、なんだか大人な感じがして見えた。
 
 
そんなおばあちゃんが、1つだけOKと言った炭酸飲料がオロナミンCだった。
  
 
おばあちゃんが「これ飲みなさい」とくれたのは、ビンに入った飲み物で、フタを開けたら独特の香りがした。一口飲むと、炭酸で、その味は他に経験したことのない味だった。
炭酸だからグイグイとは飲めなかったけど、その味はなんともおいしく感じた。
 
家の近くには小さな駄菓子屋さんがあって、それからも外に出かけるとおばあちゃんはたまに買ってくれた。
 
 
数年前におばあちゃんは亡くなったけれど、今でもこうしてオロナミンCを飲むと、笑顔のおばあちゃんを思い出す。
 
 
あの独特の味はなんの味なんだろう、ビタミンの味なのか、それともビタミンなどをうまく溶かすための成分か何かの味なのか。
詳しいことはわからないけど、間違いないのは、僕にとってこれはおばあちゃんの味だ。
 

 

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