『カイジ「命より重い! 」お金の話』から学ぶ“変化“に対応し働き続けるマインド

カイジ「命より重い!」お金の話

「これからの年金制度はあてにならない!」そんな危機感のもと、お金のことを勉強しはじめ、FXも始めた僕ですが、お金のことは勉強すればするほどまだまだ知らないことが出てきます。今回は、漫画『カイジ』を引用したマネー本『カイジ「命より重い! 」お金の話』を読みましたので、レビューしたいと思います。

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僕たち日本人は、義務教育のなかでお金についての考え方(マネーリテラシー)は教えてもらえません。そのために、自分のお金を守ることの大事さが身についていない。

というのはもうかなり有名な話。

年金制度は今のままでは破綻に向かってまっしぐら。多くの仕事はそのうちAIに取って変わられる見込み。それでなくでもすでに現在は変化が目まぐるしい時代。明日僕の会社が安泰かどうかもわかりません。

それでこれまでもお金のことや投資のことに関する本はたくさん読んできました。ですが、まだまだわからないこともたくさん。そこで、原点に立ち返り、Googleでこう検索してみました。

 

検索で「お金の勉強」と入れて出会った

はい、ズバリ「お金の勉強」と入力して検索してみました。そこで、I am PUGさん(@pug_am)のBAD IDEAというブログに行き着きました。

さらにそのブログのなかの、本当は教えたくないお金の勉強ができる本【9選】という記事に惹かれたのですが、そこで紹介されていたのが『カイジ「命より重い! 」お金の話』だったのです。

僕はカイジをまったく読んだことがありません。なので書店で見かけてもスルーしてしまっていたのですが、I am PUGさんのこの記事で、「面白くて読みやすい」と紹介されていたので、迷わず購入。

読みだしたら止まらなくて、半日で読んでしまいました。

読み終わった結果、とてつもなく勉強になる1冊となりました。特に印象に残ったのは、序章に書かれた著者のお金に関する考え方と主張。そして、終章の「お金に振り回されないために必要な力」の部分でした。

以下、その部分で特に学びが深かった内容をピックアップして紹介したいと思います。

 

お金で自由が手に入る

お金の話になると「お金で幸せは買えない」と反論する人が必ず出てくることについて、著者も「お金を持っていても幸せになれるとは限らない」と肯定しています。

しかし一方で、「自由は手に入る」と書いています。その理由は、身に降りかかる不幸を回避できるから。

確かに、来月会社をクビになっても、他の収入口が用意してあり、お金があれば、不幸は回避できます。あるいは不動産などの不労所得があれば、明日事故に遭って働けなくなっても、不幸は不幸な出来事でしたが、家族は養っていけます。

この本は、お金を稼ぐ方法が書かれている本ではありません。自分のお金や、これから得るお金を守る方法、考え方について書いてあります。

カイジはギャンブルに強いからまだ救われるのですが、そもそもカイジのようにお金のために命がけの勝負をしなくて済むように、お金を守ることとこそが大事なんですね。

 

生活水準を下げられなくて人はお金を失う

これは1章の部分なのですが、とても納得してしまった内容でした。

「他人よりちょっとイイものを持っていたい」という自己顕示欲、「自分へのご褒美」という考え方。こんな気持ちから買ってしまった物やサービス、きっとあなたにもあるはず。僕にもあります。

しかし、そうしたイイものを手に入れた経験は、自分が満足できるラインをどんどん高くしてしまいます。200グラムで1万円のステーキを食べたら、同じ200グラムで1,500円のステーキなんて、もはやステーキと思えないでしょう。

僕も以前、FXで儲けが出たからと、出張で1泊3万円のホテルを選んだことがありました。この体験はとても貴重でしたが、それからというもの、1泊5,000円のホテルはなんともつまらなくて仕方がないと思うようになってしまいました。

このホテルの例はちょっと極端だし、僕が1泊だけ我慢すれば済む話ですが、毎週出かけるたびに1食は外食をし、やれスタバだ、やれ31アイスクリームだと食べてしまうのは、もはや習慣になってしまっています。これを禁止して我慢するのは、もう妻も無理なはずです。

つまり、こうして吊り上がった生活水準を下げるのは難しく、お金がなくなっても借金をしてまでこの水準を維持しようとし続けるのが多くの人間であると著者は書いています。

 

若い人に一番大事なのは“変化“に対応し働き続けること

この記事のタイトルにもして、冒頭にも書きましたが、僕がもっとも感銘を受けたのはこの部分でした。終章の終わりも終わりのところです。

序章で現代日本人のお金に関する感覚について警鐘をならし、1~4章でお金の守り方についてとても具体的に説明が書かれていますが、この終章は「じゃあこれからどのように生きればいいの?」という部分に触れています。

これからのことを書いているこの終章は、特に若い人にはとても重要だと思います。

以下、気に入ったフレーズや内容を紹介しますね。

 

①人を救うのはお金ではなく仕事

お金のことについて書いている本ですが、根本的に人を救うのはお金ではないと書いています。人を人たらしめるのは、仕事であるというのです。

これは間違いなく真理ですよね。

例えば、すべての人に希望するお金をあげるなんて仕組みがあったら・・・たぶん、みんなロクなことしないですよね。そもそも、休みの日に外食しようとしても、働いている人がいないのでサービス自体が存在しません。

世の中に貢献し、そこで自分の存在に価値を見出す、そしてその対価にお金をもらう。お金とは、こういうものなんだと思います。

 

②「いつまでも働き続けられる」という自信をつける

著者は、若い人は貯金をせっせとするよりも、働き続ける能力を貯めなさいと書いています。

例え生活を切り詰めて、毎月何万円も貯金したとしても、この変化の激しい時代、決してお金についての不安は消えないというのです。

そして、働き続けるためには、1つのことを極めた能力よりも、どんな世の中になってもやっていけるという自信をつけること、そのための能力をつけることだと主張しています。

具体的なことは残念ながら書かれていませんが、今の会社にしがみついているだけではとても危険であることは間違いないですね。

どこでも通用する能力を身につけるための努力(投資)が重要なのです。今はネットが高度に充実し、自分の得意なことややってみたいこと、いろんなことが試せます。僕も自分の書いたものを世の中に出したらどうなるかな?と思い、ブログを始めました。

 

③変化を恐れず、むしろ選ぶ

どんな時代になっても対応し、働き続けるためには、変化を恐れないこと。むしろ、自分の能力を上げるためには、変化を選べとも書いてあります。これが、僕がこの本で学んだことでもっとも重要なことでした。

死ぬまでお金を得て、お金の不安を抱えないためには、今から積極的に変化を経験しておくのが吉ということですね。今の部署である程度学んだなと思える人は、積極的に異動希望出していきましょう。

 

まとめ

そもそものお金というものの捉え方、そしてそれが自分の手元にやってきて、出て行く仕組み。そのときの人間の考え方のクセ。借金への考え方。

漫画「カイジ」のシーンやセリフを散りばめて、学ぶ機会が少ないお金のことをわかりやすく、おもしろく書かれている本でした。

「カイジ」の世界観に沿った章タイトルやメッセージもとてもインパクトに残ります。つまり、お金についての勉強のしやすさはピカイチの1冊です。

お金についての不安を少しでも感じていたら、読んでおけば絶対に得ることの多い内容です。変化を選び、それに対応する一歩目の行動として、本書を読む。オススメですね。