定期的に開催している本屋巡りで、衝撃的な表紙の本を見つけてしまいました。
異様に長いこの本のタイトル『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』と、表紙のスマホをいじる人物のセリフ「え?まだ実力で勝負とか言ってるの?」というイケ○ヤさん風のワードだけで、僕がレジに並ぶのは確定してしまいました。
錯覚資産の存在とそのすさまじい威力
この本『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は、ふろむださんという方の本。大人気ブロガーさんということですが、恥ずかしながら僕はこの本で初めて知りました。
複数の企業を創業し、そのうち1社は上場。有名な本の監訳、翻訳をはじめ海外での講演経験もあるそうです。そんなふろむださんのブログは、累計数百万人に読まれているとのこと。
さて、そんなふろむださんの書いたこの本は、ずばり「錯覚資産」というものについて説明された本です。
例えば、ふろむださんの上に書いたような実績を知れば、

ふろむださんてスゴイ人!こうして本も出してるし!
と、無意識のうちに思ってしまいます。実際にこれは僕が書店でこの本を手に取ってパラパラと開いたときに思ったことです。
そして、

こんなスゴイ人が書いている本なんだから、この本に書いてあることは間違いなく正しいし、役に立つに違いない
と思う。そして、この本を手に取ってレジに並ぶ。
端的に言うと、これが錯覚資産であり、その威力です。
何かひとつでも優れた部分があると、その人の他の部分も優れていると思い込んでしまう。
例えばこの本に書かれていることが全然根拠のない間違ったり偏ったりした内容だとしても(もちろんそんなことはない役に立つの内容ですが)、先にその人にある優れた部分があれば、その内容も正しいものであり、素晴らしいものであると、人間は思ってしまうのです。
友達や会社など、あなたの身の回りに考えを巡らすだけで、思い当ることありませんか?
どうやったら錯覚資産を築ける?
この錯覚資産、手に入れるには何かに成功したり、実績となる成果を出すことが必要となります。
その成功が錯覚資産となり、より良い環境が巡って来て、より良い成功が出しやすくなる。それがさらに強力な錯覚資産になるのです。
しかし、そう、最初の成功が問題なんですよね。どうやったら最初の錯覚資産を手に入れることができるのか。
筆者はちゃんとその部分を書いてくれています。
まずは、いろんなことに、小さく賭ける。(中略)チャレンジして成功するかどうかんて、運次第だから、たくさんチャレンジするしかない。
そして、たまたま成功して、ハロー効果を手に入れられたら、そのハロー効果を使って、よりよい環境を手に入れる。
ここで書かれているハロー効果というのが、要は錯覚資産のことです。
単純明快ですね。とにかくハロー効果が得られそうなことをどんどんチャレンジすること。それを続けていけばいい。
そして、なにかハロー効果(錯覚資産)を手に入れたら、それを振りかざしてより良い環境を手に入れていくワケです。
これは、ようは、わらしべ長者の戦略だ。
ということですね。小さなハロー効果を手に入れたら、それを使ってもう少し大きなハロー効果を手に入れる。これを繰り返していく。
こうしていくことで、大きな錯覚資産を築いていくことができるのです。
僕がこれからしていくチャレンジ
本を読んだら実際に行動しないといけません。
ということで、まずは小さなハロー効果(錯覚資産)を手に入れるため、僕はどんなことをしようか。それを考えてみました。
①ブログ記事をどんどん更新する。
②FXは淡々と今の勝てている手法を積み重ねていく。
③詩をnoteで書く。
④写真をストックフォトのサイトで販売する。
ん~、なんかすでにやっていることばかりになりました。
でも、このブログももっともっと更新頻度上げて行きたいんですよね。現在600記事ありますが、4年くらいかかっていますし。
FXは、一番ちゃんとできているかもしれない。もし、これからも勝てる手法ということが分かれば、その手法を教えるビジネスなんかもできるかも。
詩と写真は、やりかけて止まっています。全然何も成果が出ないからです。写真なんて1枚も売れたことない(笑)
でもこの本を読んで、それでもどんどん新しいものを出していくべきだと思い直しました。もしどれか1つでもヒットすれば、あの詩を書いたかずです。とか言える。うわ、最高じゃないか。
あ、ちなみに本職(会社の仕事)のことは、気持ち的にはそっちが副職扱いなのでノータッチです。チャレンジはやりたいことの方で増やしていきたい。
最後に
世の中にはびこる錯覚資産の存在と、その築き方、運用の仕方を詳しく学ぶことができたのは、まさしく僕の“資産”となりました。
“錯覚資産”を知っている人と知らない普通の人とでは、本当に人生変わると思います。
この本を読むのは、せいぜい10万人だろう。1億人の中の10万人。千人に1人だ。あなたの周囲は、世界が錯覚でできていることを知らぬまま生きる人間の群れで満たされることになる。
あなたも知っとく?
それとも、みんな知らないんだから、別に知らなくていい?
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