ドトールの注文待ちで絡まれたおじさんに心が温まった話

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彼女とドトールコーヒーに行ったときのエピソード。
最初びっくりしたけど、最後には人生を考えさせてくれた一人のおじさんのお話。
コーヒーの注文を待っている間にひょんな出会いもあるものです。
人生ってやはり奥深くて計り知れないですね。

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休日のドトールは混んでいて、注文のカウンターまで7~8人の待ちがありました。
暇を持て余して、二人の身長差について話をしていたところ・・・
ひとつ前で待っていたおじさんがくるりと振り返り、
「二人とも背高いなぁ!」
といきなり絡んできました。
 
薄めの色眼鏡をかけた身長150㎝そこそこくらいのおじさん・・・
というか年齢は70代前半くらいのおじいちゃんという感じ。
絡まれた瞬間、「うわ、これめんどくさいパターンだ」と思いました。
 
後ろの二人組の会話を聞いて、振り向きざまに絡んできたのですから、
完全にめんどくさい人だと身構えるのも無理もないと共感してもらえるはず。
 
 
その後もおじさんは続けます。どちらかと言うと僕に向けて。
 
若いなぁ!こんな可愛らしい彼女連れて!
おれにもそんな時代があったんかなぁ?
 
「あったんかなぁ?」なんて言われるので、僕は思わず
「いえいえ、あったはずですよ!」と言葉を返しました。
 
「おれにもそんな時代があったんだぞ」と来られると、
「あ~、はいはい」という気持ちになるのですが、
不思議なもので、「あったんかなぁ?」なんて言われると
何となく「そりゃあったはずですよ」とフォローしてあげたくなります。
 
自分が話したいことを勝手に話してやろうという気持ちでなく、
僕たちをかわいがってくれている気持ちなんだなと感じました。
同時に、自分が僕たちくらいの年齢のときのことを懐かしんでいる
気持ちなんだろうなということも想像できました。
  
そんなことを考えたら、
“今を大事に丁寧に生きろ”と言われた気がしました。
 
 
だからそこからは僕も謎の親しみを覚えて、
「おれはもう棺桶に片足つっこんでる」という言葉には
「そんな元気でいらっしゃるのにそんなことないしょう」などと
普通に会話を楽しむことができました。
 
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おじさんのレジの順番が近づいて来て、
おじさんは最後にこう言ってくれました。
 
車の運転だけは気をつけないかん。
こんないい彼女いて事故で死んだり怪我して泣かしたらあかんぞー。
 
僕は素直に「はい、ありがとうございます。気をつけます」
と答えました。
 
もしかしておじさんには、過去に身の回りにそういうことが起きたのだろうか。
そこまでは話されなかったけれど、
やっぱり僕たちを可愛がってくれていると感じる一言でした。
 
見ず知らずの人から、完全に自分語りのように絡まれるとこれはウザイですが、
今回のおじさんのように、こちらを思って話してくれると
楽しい出会いになるということを体験しました。
ペースは完全におじさんのものでしたが(笑)
 
 
ちなみに、このおじさんは82歳とのこと。
「長嶋茂雄は大学の後輩だ。
 おれは野球部じゃなかったけどな。なっはっは!」
というセリフのあとにご自分の年齢を話されました。
しかし全くそんなふうに見えません。
 
完全に“おじいちゃん”ですね(笑)僕の祖父より少し若いくらい。
「矍鑠(かくしゃく)とした」という言葉はこのおじさんのためにある言葉です。
  
前提から言うと、
82歳でドトールコーヒーに平然と並んでいるあたりがすでに若いです。
10歳は若く見えました。
 
 
コーヒーショップの待ち時間に、
自分のおじいちゃんくらいの年齢の人から元気と優しさをもらう。
人生にはそんな粋で楽しいことも起こるのですね。
  


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