Mr.Children『こころ』の歌詞。3つの「あなたが」の違いについて

 

ミスチルの新楽曲『こころ』。2016年秋から2017年にかけて行われた全国ホールツアー「虹」で披露されたこの曲。そのツアーでもらえたペーパーアイテムに書かれた歌詞を改めてみると、細かいところに気がつきました。そこで僕の独自解釈で『こころ』の歌詞を細かく読み解いてみました。

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書かれている歌詞

虹ツアーに参加したときにもらえたこの“しおり”のようなペーパーアイテムに書かれた『こころ』の歌詞を正確に書き出しました。(一部サイトさんでは微妙に打ち間違えているようです)

数えきれないほど踏みつけてきた 人の心
何年もたった今 その場面を思い返し
恥ずかしくて消えたくなる

「忘れてしまえばいいさ」と
調子者の僕が言う
「今から謝りにいこう
 
計算高い僕が言う

誰が責める訳じゃないし
気に止めもしない
取るに足らぬ出来事に
胸が痛むのは
あなたが
心を僕に教えてくれたから

時流(ながれ)に乗り走った自分を許せたのも
それ以上に大きな
出会いが確かに僕を変えてきたから

時々 この心の在処(ありか)を知りたくなる
「あなたならなんて言うかな?」
そんな問い掛けの中に
きっとある

誰が讃えるでもない
憧れもしない
たかが静かな気持ちで
嬉しくなるのは あなたが
幸せに触れるヒントをくれてるから

誰が喜ぶでもない
気に掛けもしない
取るに足らぬ出来事で
嬉しくなれるのはあなたが
心を僕に与えてくれているから

歌詞の一部に太字や下線をつけたのはちゃんと意味があります。それがこの記事で僕が書きたいことなのです。

 

3つの「あなたが」の細かい違い

この歌詞には「あなたが」という言葉が3回出てきます。でも、よく見ていたら細かい違いがあることに気づいたのです。わかります?

そうです。その違いとは「あなたが」の直前の改行やスペースの使い方です。

 

1つめの「あなたが」は、前の「胸が痛むのは」から改行されて「あなたが」だけで1行が使われていますね。

でも、2つめの「あなたが」は、前の「嬉しくなるのは」の後でスペースだけ空けて改行せずに続いています。

さらに、3つめの「あなたが」は、前の「嬉しくなれるのは」の後にスペースも何もなく連なっています。

 

…この細かい違い。でも、桜井さんの書いた歌詞ですからね。絶対何か意味がある!ファンとしてはそう思ってしまいませんか?

 

 

独自解釈してみました

なので、僕が自分の思い込みと妄想で解釈をしてみました。

上に書いたことをまとめるとこうなります。

①「あなたが」=改行
②「あなたが」=スペース
③「あなたが」=何もなし

これ、だんだん「あなたが」を特別扱いしなくなってきている、近づいてきている、という感じがしませんか…?

 

つまり、時間が経過するにつれ、だんだん「あなた」という存在が自分に近づいくる、自分と同化してくる。

その同化した部分が僕の『こころ』になっていくんだ。
『こころ』の在処(ありか)は、その部分なんだ。

僕の『こころ』は「あなた」によって形作られているんだ。

 

な~んていう意味づけをして、桜井さんはこの細かい違いを出しているのだと僕は解釈しています。

 

もうひとつ、細かい違い

“「あなた」の存在が僕にだんだん近づいて『こころ』になる”。という僕の解釈には、もうひとつだけ根拠があります。

それは、上の歌詞に下線を引いた、「嬉しくなるのは」と「嬉しくなれるのは」の違いです。

「なる」と「なれる」、これまた微妙な違いですが、「なる」より「なれる」の方がより自然に“嬉しくなれている”気がします。

「あなた」が僕の『こころ』を形作ってくれたことで、大したことじゃなくても、自然に“嬉しくなれる”んだ。

という解釈ができるんじゃないでしょうか。

 

最後に

まったくもって妄想でしかない僕の解釈ですが、そう考えるとこの細かい違いの意味もしっくりくるし、気に入っています。

歌詞の深読みは僕の趣味なんです(笑)
もともと僕は楽曲というとメロディよりも歌詞に心が向くタイプで、このブログでは「歌詞学」なんてカテゴリーも設けています。もちろん、題材はほぼミスチルの曲です。




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