『いだてん』第4回。水抜き脂抜きは危険たい。「走りたいから走る」は僕らの希望

『いだてん』第4回。水抜き脂抜きは危険たい。「走りたいから走る」は僕らの希望 いだてん

『いだてん』の第4回、金栗四三が見つけた練習法「水抜き脂抜き走法」、これは強烈ですね。今の時代とはまったく逆行する練習法です。

でも、最終的に四三はこの練習法の無謀さに気づき、「自然に従え」と自分に言い聞かせました。

「走りたいから走る」、楽しんで何かに取り組むということの大事さを残してくれたのは、金栗さんの大きな功績だと僕は思います。

練習で「水を飲むな」という風潮

今日出てきた「水抜き脂抜き走法」まで厳格ではないですが、僕が中学生のときまでは、“練習でできるだけ水を飲むな!”という風潮は残ってました。

まあそれでも、20年ほども前ってことになりますけどね。

ちなみに僕はずっと野球部でした。

練習が休憩に入ると、キンキンに冷えたお茶を水筒にかぶりつくようにして飲む。あの生き返った感、幸福感は今でもはっきり覚えています。

しかし、あんまり幸せそうに飲んでいると、顧問の先生にこう言われました。

「お前ら!そんな茶ばっか飲んで!アホか!」と。

これ、理由は何だったんでしたっけ?うろ覚えなんですが、確か「水を飲むと体が疲労するから」なんて理由だった覚えがあります。

体が重たくなるし、胃や腸が動くから。とか、そんな理屈だったような。

 

自然に従って楽しくやろう!

熱中症の危険性が叫ばれる現在では、練習中に水分補給を制限するなんて、まずあり得ないですよね。

中学校の部活とかでやったらモンペじゃなくても「体罰だ!」という人がいそうな気がします。

四三も、今日の話の最後、水抜き脂抜き走法で倒れかけて、身をもって「この練習法はやばい」と気づきました。

その結果、「自然に従え」という教訓を得たのでした。

僕が嬉しいな、これは大きな希望だなと思ったのは、このシーンのすぐ後のくだり・・・

「食いたいから食う。走りたいから走る」という言葉でした。

金栗四三は、自分のなかに起こる自然な欲求こそが大事だと気づいた、というところです。

走りたいから走る。これに勝るモチベーションてないってことですね。

「今度のマラソン大会で優勝する!」というモチベーションも、原点に戻れば「走るのが好きだから走る」というモチベーションに行き着くはず。

これは、マラソンに限らず、どんなスポーツにも、仕事にも趣味にも恋愛にも、すべてに当てはまることだと思います。

何かをがんばって続ける理由は、「好きだから」という理由だけで十分であること。さらに「好きだから」こそが最強のモチベーションであることを、僕たちに教えてくれています。

金栗さんのような人がこうしたエッセンスを後世に残してくれたことは、僕たちにとって大きな希望ですよね。

 

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