『おんな城主直虎』40話。今日は人生哲学に満ちた話でしたねぇ。とてもよかったです。
直虎が家康を評して言った言葉「非凡なる凡」。凡人の身としては、こんな生き様こそを目指していきたいなと思いながら見ていました。
しかし、直虎のセリフを聞いていて納得。そして家康の見方が前期の大河『真田丸』とだいぶ違って見える今回です。
そんな直虎が家康の人物像を評して言ったセリフがこちら。
凡人である事を踏まえ 決しておごらず
その上で何をなすべきかを捉え
やるべき事を積み上げていかれる。
凡なる事を着実になしえていくお方は
やはり非凡なのではないかと。
飛び抜けた才覚を持っている人というのはいつの世も一握りです。
残りの大多数は凡人。
でも、凡人ながらも自分のやるべきことをきちんと見出して、それに取り組み続ける。
しかもそれを”積み上げていく”ことを大事に取り組んでいく。
僕たちが社会のなかでやるべきことも、これがとても大事なのではないでしょうか。
しかし、これがまた難しいんですよね。続けるのはキツイときもあるし、いつ日の目を見るのかと不安になることもある。
でも、それでも”積み上げていく”
今書いたように、続けるというのはキツイものです。そのキツイことに取り組めるというのは、やはり非凡なことなのです。
凡人だから、飛び抜けた才覚は残念ながら持ち合わせていないから、続けることで非凡を目指す。
そんな地味で渋いかっこよさに魅かれます。
そのかっこよさは、才覚のある人のそれよりかっこいい。
スター性がほとばしる大谷翔平よりも、50歳まで投げ続けた山本昌の方が何倍もかっこよく僕は感じます。
“続ける”ことができる。”積み重ねる”ことができる。そういうものに、僕もなりたい。
前期の『真田丸』では真田幸村の宿敵でしたし、かなりしぶとい武将なもんだから、毛嫌いしていましたが、今期の家康はなんだか応援しちゃうな。
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