「真田丸」第8話。真田昌幸“汚い策略家”と見るか、“郷を守る英雄”と見るか。

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「真田丸」第8話、「調略」見ました!
真田昌幸の巡らす策が完璧にハマった回でした。
しかし、いささか汚くないか?卑怯じゃないか?本心が見えない。
という感覚も覚えますよね。
 
しかし、世の中や物事は見方次第です。
真田昌幸を、“汚い策略家”と見るか、“郷を守る英雄”と見るか。
8話まで見た現時点の僕の見方を書きたいと思います。

最初に断わっておきますと、僕は戦国の歴史に全く詳しくありません。
だから、純粋な大河ドラマの視聴者という視点だけで書いてます。
 
昌幸は、弟の信尹と策を巡らし、あちらこちらに嘘とはったりをかまし、
今回の8話では、上杉側の春日信達を調略し、
信濃から上杉、北条を退けることに成功しました。
 
春日信達を最後に裏切った昌幸と信尹の計画に怯え、
心の中で非難する主人公の信繁が描かれていましたが、
視聴者としてはこれを見ると、昌幸が汚い策略家に見えます。
 
でも、一方で、昌幸は力がないなりに自分の真田の郷を守ろうと必死なだけ、
というような見方もできると思うのです。
 
 
 
8話のなかで、嫡男の信幸が昌幸に「父上は大名になりたいのですか?」
と尋ねると、「なりたいのぉ。しかし、わしにその力はない」と答えるシーンがありました。
 
きっと、真田に他の大名と渡り合うだけの力があれば、
昌幸もここまで策略家になる必要はなかったのではないかと思うのです。
しかし、その力がないがためにその選択肢はないのです。
 
だから、情報戦と心理戦、策略を武器にし、
小さい勢力ながらも乱世を生き抜くしかないのだろう。そう思って見ていました。
 
昌幸が生き残れないということは、
真田の郷も、そこに暮らす人々も未来はないということになります。
昌幸は、真田の名と郷を守るため、調略や裏切りも使うのです。
 
策をめぐらした情報戦、心理戦というのは、
自分一人で状況を見極め、判断しなければなりません。
その自分が見誤れば一巻の終わりです。
 
信長が死んで間もない乱世の戦況を読む、昌幸のフクロウのような目。
信繁たちもそれに守られているというのが多分にあるのでは?
と思って見ていた8話でした。
 
 
この先が楽しみです。 
 


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NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック 音楽:服部隆之

コメント

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