ブログにスランプってあるんですね。僕、このたび初めて経験しました。
その原因とそれを払拭してくれたイケダハヤトさんの著書の一文について書いていきたいと思います。
この2週間ほどでしょうか。頭がもやもやの状態が続いていました。
「このままこんな感じの雑記ブログでいいのか?」
「自己ブランディング弱すぎじゃない?」
「マネタイズに至っては…ププッ」
こんなことを頭のなかでもう一人の僕が囁いてきます。囁きはだんだん怒鳴りになり、叫びになり、最後には“もう一人の僕”が分身を始めて、この「かずのUPノート」をオーケストラのようにディスってくるんです。
そのせいで、ワードプレスの記事編集の画面に向かい、何とか出だしを書いても下書き保存で閉じてしまう。という、そんなもどかしい日々を過ごしていました。
◆原因は「マネタイズ」が気になり過ぎたこと
これまでは楽しく書けていて、アクセスも徐々に徐々にではありますが伸びてきているこのブログ。それなのに、自分で自信が持てなくなってしまった原因・・・
それは、マネタイズでした。将来的には自分の資産としてお金を生み出してくれるブログにしたい!それは立ち上げ当初からあった思いでしたが、ここ最近その思いが急激に首をもたげてきたのです。
今の仕事は残業も多く、休日の仕事も多い。そんな仕事を続けることで、妻とこれから生まれてくる子どもと過ごす時間がこれからも搾取されることに強い違和感と抵抗を感じはじめた。これが急にマネタイズを意識し始めた理由です。
ブログ飯を食いたい!とまでは言わない。けれど、残業の少ない仕事に変わっても不自由のない、いやむしろ余裕のある暮らしを家族にさせてあげたい。そして自由度の高い人生を送りたい。そのためには自分で稼ぐ能力をつける必要があって、僕にできるのは“書く”ということだと思っています。
しかし、立ち上げから3年が経っているのに、月に入る広告収入は5,000~7,000円ほど。現在はたくさんの素晴らしいブログがあって、「1年でサラリーマン時代の初任給越えました」なんて書いているブログもとても多い。コンテンツの質の差あることはわかるものの、これだけ差があるのはやはりつらいものです。
やがて、こんな思いが僕に芽生えるのです。
このブログのやり方そのものが間違ってるんじゃないの?
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◆イケダハヤトさんの一文
自分で自分のブログの意義を見失いかけてしまった僕は、本棚に救いを求めました。
そこでほぼ無意識に取り出したのが、イケダハヤトさん著の『武器としての書く技術』でした。
これまで何度も読み返していますが、今の時代における”書く”ということを示してくれる名著です。その記憶が改めてこの本を手に取らせたのでしょう。冒頭の「はじめに」の部分から読み進めていきました。
そして74ページ、序盤の方に書かれた一文に僕はつい先ほど救われました。
ぼくたちが日常的に経験しているすべての体験が、頭をひねればネタになる。
そう!そうだった!
ほんの少し前まで、僕はこの日常の体験やできごとをきっかけに面白おかしくなるように記事を書くのが得意だし、好きだったんだ!
(例えばこれとか:「やあ、僕たちふらわーぱうだー」山へドライブに行った僕、死にかける。)
そのことに気づかされた一文でした。なにより、あのイケダハヤトさんがそれでいいんだと書いていることが救いになります。
マネタイズ的には優れた記事ではありませんが、こんな記事こそが僕が書きたいと思う記事だったんです。その積み重ねの先にマネタイズがあり、未来がある。そんな単純ではないかもしれませんが、書き続けるのを放り出したら絶対に未来はない。
日常の体験をテーマにした記事をもっと書こう。そこに少しずつ勉強しているマネタイズがどう組み込めるか探ろう。とりあえずはそれが今の僕にできることだと思います。
◆他人と比べるのはやめたはずだったのに
人と比べるということは僕たち日本人には子どものころから植え付けられた思考です。しかし、他人と比べることに意味はないと主張している人も近年では多いですよね。
特に、自分を否定したり自信をなくすために比べるというのは非常にもったいなくてナンセンスなことです。社会人をもう10年近くやってきて、そこは身に着けたつもりでいました。
しかし、特に成長に差がつきやすいネット上でのビジネスやブランディングについては、どうしても成功者の存在が目にとまってしまい、意識してしまいます。ブログのPV数なんて、ものすごい格差がありますよね。マネタイズも然り。
そして強烈に憧れる一方で、現在の自分と比べてしまう。こうなってしまうと、一気に自分に確信が持てなくなってしまいます。
人と比べて同じやり方をマネしても、自分のやりたいことは満たされません。まずは自分がしたいことが最優先。そこに成功者のエッセンスを加えて磨いていく。これが大事なんですよね。
もう4年も前に発行された本ですが、今回、僕はそのなかに散りばめられたたくさんのイケダハヤトさんのエッセンスから、今の自分に必要なものを見つけ出すことができました。そして迷いとスランプを拭い去ることができました。影ながらイケダさんに感謝を申し上げつつ、これからも自分らしく、そして研究は怠らず、書いていきたいと思います。
書くことは武器だ。僕もそう思います。
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