年功序列って、もう今ではものの見事に時代錯誤な体制ですよね。仕事のデキるデキないにかかわらず、その会社に一途に通うことのみで待遇(給料)が良くなる。つまり、デキる社員が損してデキない社員が得をする体制。デキる社員がデキない社員のお世話をせっせとする体制。滅んでしまえばいい、そんなもの。
最近は仕事を抱え込んでいる他の社員を見ても手伝うことなくキレイに無視をかましてしまいます。
◆公務員じゃないんだから
年功序列と言えば公務員がそうだというイメージがありますよね。それでも古い体制が残る一般企業でも、年功序列は確かにまだ存在するのです。
営利を目的としない公務員のような仕事ならまだしも、会社の利益に貢献することを使命とする企業の社員を、働いた年数でしか評価しないというのは、経営陣の怠惰ですよね。
なんでも仕事を任されて、それらをテキパキ裁く、デキる先輩がいるのですが、裁いた仕事が仕事を呼び、難しい仕事、新しい仕事もその先輩にやって来ます。
一方、係長に就いている40代の上司は、判断力や決断力、リーダーシップはおろか、最低限の事務や会議も部下に頼ってばかりで自分では何もできない人物。
お察しかもしれませんが、このデキない係長がデキる先輩を使っているのですね。デキる人だし、頼みやすいキャラでもあるから。
そしてもちろん、給料がいいのは係長。当然ですね。年功序列ですから。
◆若手のモチベーションはどうなる?
毎年入ってくる新入社員を見ていると、やっぱり期待もモチベーションも高く、「~なことにがんばっていきたいです!」と入社のあいさつで爽やかにあいさつをします。何年か前は僕もあんな感じだった。
しかし、上に書いたような実態を目の当たりにし、自分でもそれを実感してしまってモチベーションを保てるだろうか。少なくとも僕には難しそうです。その気持ちが現在、爆発しそうで仕方がありません。
勤め続ければ待遇が良くなる。仕事はデキてもデキなくても。そんな体制のなかでモチベーションを保とうとするには、「この会社の製品やサービスを、おれが提供して世の中に貢献しているんだ」と思えることが必要です。
実際に僕はそのようにモチベーションを保ちやってきました。しかし、10年ほどの経験を積むなかで、人より仕事をこなしても、ぼんやりとパソコンの前に鎮座する先輩より給料は下。
そして何より恐ろしいのは、7歳年上のその先輩は、僕の7年後の姿だというイメージが容易についてしまうことです。
もしかしたら、この先輩も7年前には僕と同じ心境だったのかもしれない。15年前には、新入社員としてキラキラしたモチベーションを持っていたかもしれないのです。
◆疑問を持つ間に行動を起こすべきか
今の僕が一番恐れるのは、今はこうしてブログに書き殴ってしまうほどのこの疑問を、いつかふっと諦めて、割り切って、失ってしまうことです。恐らく、この会社に年功序列が今も息づいているのは、暦年の上役がそうしていつしか疑問を疑問と思わなくなり、変化を起こすことをしなかったからだと思うのです。
断じてそうはなりたくないものです。
となればどうすればよいか。僕のような中堅に満たない社員が年功序列の体制を改革するのはまず不可能でしょう。であれば、やはり転職なのでしょうか。
努力や能力、実績が評価されるところ、あるいはもう本当に淡々と仕事をこなす事務職とか、工場とか?しかし、それが自分のやりたいことなのかはまだわからないのが現状です。でも、このままでいいとは到底思えない。
このような悩みを抱えるのは僕だけではありません。僕以上にデキる同期もいるし、実際に転職した年の近い先輩もいました。
◆デキる若手は見切りをつけていく
現代の若い人は、今までの働き方や会社の体制に疑問を持つ人も多いです。政府も、働き方改革と言って残業を少なくするよう迫ってきたり、副業を推奨するという流れもあります。
古き良き年功序列を大事にしている企業など、そのうちデキる若手が手に手を取って転職することになるでしょう。実際に、今の会社を辞めて転職していった人たちはみなとても仕事がデキる人でした。デキる人から見切りをつけていくのです。
具体的ではありませんが、僕も転職活動を検討していろんなサイトを見ています。だって、可能性は多くて広い方がいいでしょ?会社は世の中にひとつではありませんから。
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