大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公、明智光秀。その縁の地である称念寺に行ってきました!(3密ではありませんよ)
称念寺は、福井県坂井市にある由緒あるお寺。
長良川の戦いで齊藤義龍(高政)に敗れた明智光秀は、越前に逃げますが、逃げた先に辿り着いたのがこの称念寺だったのです。光秀はこの称念寺の門前で10年暮らしたと言われています。
この称念寺は、光秀と弘子の夫婦愛がうかがえるエピソード「黒髪伝説」の地でもあります。
この記事では、「黒髪伝説」の概要と、5月の雨上がりの日に撮った称念寺の癒しの写真を掲載していきます!
煕子の黒髪伝説とは
「黒髪伝説」。この黒髪とは、光秀の妻、煕子の髪のことです。
僕も最近まで知らなかった伝説ですが、概要を紹介しますね。
黒髪伝説とは
美濃から逃げて称念寺に着いた光秀は、当然お金に余裕がなく、門前に寺子屋を開いて生活をしていたそうです。
そんななか、称念寺の住職が、越前の武将、朝倉義景の家臣との連歌会を設定。しかし、連歌会を開催するお金がない…。この連歌会は、歌を詠み合うだけでなく、朝倉に仕えるきっかけでもあったようで、美濃から落ち延びて出世の道も途絶えていた光秀にとっては、なんとか実現したかったものだったでしょう。
そんな光秀を見て、妻の煕子は自分の美しい黒髪を売り、連歌会を行う費用を工面したのだそう。
参考:称念寺公式ページ
というエピソード。『麒麟がくる』の煕子を見ていると、なんともしっくりくるエピソードではないでしょうか。
むしろ、この「黒髪伝説」を描くために、煕子は芯の強い、夫思いの女性というキャラクターなのではないか。なんて僕は考えてしまうのです。
こうして足を運んで知ったエピソードだと、ぜひ大河で描かれてほしいと思っちゃいますね!
松尾芭蕉が「黒髪伝説」を詠んだ句
上の画像の石碑に書かれているのは、この「黒髪伝説」のことを松尾芭蕉が詠んだ歌なのです。
月さびよ 明智が妻の はなしせむ
と書いてあります。直訳すると「月夜に明智の妻の話をしましょう」かなと思いますが、ど素人の僕が解説するのは非常に危険なので、こちらに参考リンクを置いておきますね。
称念寺散策と写真集
5月の雨上がりの日に行ってきました。家族で行ってきました。(3密避けてます。マスク着用です)
しっとりとした風もない日で、緑と歴史の深さが醸す雰囲気に癒される時間でした。
こちらが称念寺の門です。新田義貞の墓所ということで有名なんです。
門をくぐって中へ。明智光秀と黒髪伝説の地であるというのぼり旗がたくさん立っています。
明智光秀との縁について書かれた看板がありました。黒髪伝説についてもここに紹介されています。
こんな大きな写真撮影用のパネルが!後ろのきれいな庭も一緒に入ります。妻と息子をパシャリ。ちなみに僕は撮ってもらうの忘れた…。
本堂に近づいてきました。
本堂です。息子といっしょに「なむなむ」と言いました。
お賽銭箱の上に無料のパンフレットが!記念に1部いただきました。
こちらですね!裏面は光秀のことが書いてあります。表面には新田義貞のことが書かれています。
福井県は明智光秀縁の地。ということで、福井県内のスポットごとにこんな看板が置かれているようです。
以前は明智神社へ行ってきました!
この看板にも「黒髪伝説」のことが説明されています。
先ほどご紹介した松尾芭蕉の句碑。
こちらは同じく松尾芭蕉の句が書かれているのですが、岩に彫られています。寺の一角に静かに鎮座していてなんとも趣が感じられました。
光秀と黒髪伝説、そして松尾芭蕉の句を解説した看板。なるほど、「芭蕉が弟子の又玄に黒髪伝説の話をした」ということだったのですね!
称念寺の境内は広く、自然がいっぱいでした。特に5月の雨上がりの日だったので緑が深くて神秘的な雰囲気を感じました。
菖蒲の花ですね(違ったらすみません)。 手水舎の周りにキレイにたくさん咲いていました。
ああ、もうすぐ梅雨が来て夏が来るんですね。
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参考・関連リンク集
この記事を書くにあたり参考にさせていただいたページのリンクを置かせていただきます。
そして僕のもうひとつの『麒麟がくる』縁の地の記事。同じく福井県の「明智神社」です。こちらもたくさんの写真付き!
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