今夜の真田丸はいつもに増してアツかったですね。
なんたってタイトルは「幸村」。
信繁がどうやって、そしていつから幸村になったのか?
しかし、その決め方がなんとも意外でビックリ。
でも、考えてみると、信繁にはくじ引きしかなかったのです。
信繁が幸村と名乗ったのはいつからか。
そしてどうして「幸村」という名前を選んだのか。
その定説はないというのが現在の見解らしいですね。
しかし、「真田丸」の脚本家、我らが三谷幸喜は、
幸村のネーミングの場面をがっつり書いてくれました。
しかもその方法は、くじ引き。
くじ引きで名前を決めると宣言した信繁に、
大助は「そんな大事なことをくじで決めるのですか?」
と尋ねました。
確かにそうですよね、僕もそう思いました。
・・・そのときは。
でも、その大助の問いに対し、信繁はこう返しました。
大事なことだから、くじで決めるのだ。
信繁らしい発言でいいなと、最初はそう思いました。
しかし!
もっと深読みすることもできる!と僕は思ったのです。
片桐からの頼みを断ったあと、
きりとのやりとりも経て、信繁の脳裏に浮かんだのは、
これまでの人生で出会った人物、自分に影響を与えた人物の言葉。
その人物たちとの出会いは偶然であり、そして必然だった。
そして、そうして出会った者たちから言葉を与えられた。
信繁は、豊臣につき、徳川と戦うことを決意し、改名するにあたり、
偶然と必然が融合した、“運命”にそれを任せた。
そして、その立役者は我が息子、大助。
かつて父の昌幸が
息子たちにくじ引きをさせて今後の身の振りを決めたのと同じ・・・。
そう考えると、きりの喝、回想での各人物の言葉、父の面影・・・
いろんな物事の集大成こそが、このくじ引きという方法だった。
こんな風に解釈できます。
大事なことだから、くじで決めるのだ。
「くじ=適当に決める」ではなく、
信繁は運命を信じ、そして受け入れるため、
あえてくじ引きを選んだのだと僕は信じます。
ああ!最終章(クライマックス)が楽しみです!
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