今日、2021年3月28日(日)の放送をもって、「ちびまる子ちゃん」の名物ナレーター、キートン山田さんが引退されました。
31年間、1445回に渡って、「ちびまる子ちゃん」のナレーターを務めていたとのこと。
31年…僕は今34歳。なんともはや、キャリアの長さを実感します。
子どもころ、ぶっきらぼうなオジサンと思っていた
「後半へ続く」というセリフが代表になるのかなと思いますが、僕のなかでは「~である」というあの語尾が印象的でした。
それこそ子どもころから見ていた番組だったので、その「~である」という断定感のある言葉、そして淡々としたしゃべり方が“ぶっきらぼう”な感じがするな、ちょっと怖そうなオジサンだな、と思い聞いていました。
大人になって今さら気づくこと
しかし、大人になってから聞くと、あの淡々とした語調が、まる子の世界観の独特のシュールさを引き出していることがわかるようになりました。
そして、物語の最後の「~と思うまる子であった」というセリフ。
その回の物語をまとめつつ、ポジティブだったりほっこりする一言で締めくくってくれていたのです。
日曜日の夜、明日は月曜日という世の人の気持ち(サザエさん症候群になるのはさらに30分後ですが)を、ほっこりとさせてくれていたんだろうと、今さらながらに思います。
【本日18時】『ちびまる子ちゃん』ナレーションのキートン山田、最後の出演回を放送https://t.co/BZuWqO6CCd
番組と同時に声優・ナレーターも卒業。感謝の想いとともに「感情を出さないナレーションですから、一時、窮屈に感じる時期があった」「いつまでも下積みだな」と振り返った。 pic.twitter.com/rHlIrawpih
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 28, 2021
しかもですね、お顔を拝見すると全然怖くもぶっきらぼうな感じでもない!
むしろめちゃくちゃ人柄の良さそうなおじさまです。
子どもながらでも、そんなことを感じていたことを申し訳なく思う次第です。
時代が変わっていくことも教えてくれた
キートン山田さんのナレーションを来週から聞けなくなると思うと、ものすごく寂しいです。
しかし、時間は流れ、時代も変わっていくもの。キートン山田さんがいない新しい「ちびまる子ちゃん」も楽しんでいかないとですよね!
そんな時代が変わっていくこと、新しいものを受け入れていくことの大事さも、勝手ながら学ばせていただきました。
非情に影ながらですが、長い間、本当にお疲れ様でした。
こんなブログですが、僕も細く長く続けていけたらなぁと、これまた勝手に感じた次第です。
僕たちの人生はずっと「来週に続く」。
コメント