書くことはやっぱり辞めない!「読みたいことを、書けばいい」からもらった勇気

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書くことはやっぱり辞めない!「読みたいことを、書けばいい」からもらった勇気本との人生

数日前から気になっていたこちらの本。

やっと買う機会と読む機会に恵まれ、昨日の一日で読了しました。

なんですか、このおもしろい本。いや、笑えるという意味の“おもしろさ”です。

なのに読み終わった僕の心は、勇気100倍アンパンマンでした。

ブログやSNSで書くこと、書き続けることに悩んでいる方には絶対にオススメの一冊です。

ブログを書き続けることに悩んでしまった

何かを書くこと、それで曲がりなりにも自分を表現し、発信することが、僕の趣味であり、生きがいでした。

しかし、WordPressでこのブログを初めて5年。

「特化サイトの方が効率いい」

「G〇〇gleのアプデで個人ブログはオワコン」

などという情報に振り回され、また実際にこれらを実感できるようなアクセスの激減もあり、僕は“書き続けること”の自信と意欲を失いつつありました。

ああ、自由に思ったことを面白おかしく書いていたころが懐かしい…

そんなことを思って数日前、書店をトボトボ歩いているときに見つけたのがこの本でした。

 

この本、自由過ぎ。おもしろ過ぎ。

この「読みたいことを、書けばいい」絶対に電車のなかとかで読んではダメです。

ページをめくるたびに笑いをこらえても絶対にニヤニヤすること間違いなしです。

どうしても読むならブックカバーをしてください。さもないと、“「文章術」の本を読んでるのに笑いをこらえてニヤニヤしてるとってもヤバイ奴”と思われます。

そうなんです。この本、とにかくおもしろ過ぎ。

最初の数ページを読んで思ったのは、著者の田中泰延さんの文章、自由過ぎ。

本文のなかに、冗談とか、もっと端的に言うと悪ふざけ的なフレーズや言い回しがゴロゴロ転がっています。

そしてそれら一つひとつがマジでおもしろい!

ドンドン先を読んでしまいます。

「文章術」と銘打たれた本を読んでページをめくるたびに笑う体験は始めてでした。

 

自分の文章の最初の読者は自分

この本を読んで最も印象に残ったのはこの言葉でした。

そう、間違いない。自分の書いた文章を最初に読むのは自分です。

著者の田中泰延さんは、「だから、自分が読みたいことを書けばいい」のだと主張しています。

ここを読んで思ったのは、「これ、最初のころは僕にもできてだぞ」ということでした。

むしろ、最初のころはこれしかできていなかった。そしてそれがめちゃくちゃ楽しかった。

「SEO?検索意図?読んだ人の役に立つ記事?なぁにそれ?」状態のブログ初心者だったころの僕には、ちゃんとできていたことだったのです。

なのに、ブログを続けるにつれてアクセス至上主義に感化されてしまい、好きな表現も余計な物として扱ってしまい、個性も面白みもない記事を書くようになっていました。

こんな記事を書いていても、狙い通りにアクセスが増えれば気分は最高ですが、そうでなければ最悪です。

落ち込みます。「自分には価値がないのだな」なんて思います。

趣味やってるだけなのに!

趣味は楽しくないとイカンです。

そう、楽しくブログやSNSをやるには、「自分が読みたいことを書けばいい」のです。

そして自分の書いた文章のおもしろさにエヘエヘと満足する。満足してから「公開」ボタンをクリックする。これで終わり。

本当に、ただこれだけで解決するということに気付かせてくれた本です。

 

アクセスや収益はあきらめるってこと?

おもしろくて勇気をくれる本でしたが、読み進めながらひとつの疑問を自問していました。

アクセス至上主義に疲れてこの本を読んで、自分が書きたいことを書いていくということは、アクセスや収益を得ることをあきらめるということ?

読了後、これに対する自分の答えは、半分そうだけど半分違う。という感じでした。

例えば、アフィリエイトで読んだ人に何かを買ってもらうには、ターゲットを想定しろと言われます。ペルソナってやつですね。

しかし、著者の田中さんは、本書のなかで「(読者の)ターゲットなど想定しなくていい」と言い切っています。

理由はいくつか書かれていて、

  • 50代の男が20代前半の若い女性を想定することなんて無理
  • 出来たとしてもきちんと届くということはそうそうない
  • その文章を最初に読む自分がおもしろくなければ書くこと自体が無駄になる
  • だれかがもう書いているなら読み手でいればいい

といったところです。

僕は、ターゲットを想定して書くというのがどうにも苦手でうまくできませんでした。

それなのに収益を考えてそれをやろうとすると、自分の文章がまったくもって謎のものになってしまうのです。

そして「書けない」と悩む。せっかく作ったブログが滞りがちになる。

しかし、この本を読み、書くことのプロが「ターゲットなど想定しなくていい」「自分の読みたいことを書けばいい」と言い切ってくれたのは、とても励みになりました。

時間をかけて作ったブログ。今後は収益というところを少し頭から話して、自分の書きたいもの、読みたいものを書いて行きたいと思います。

ただ、一方で、著者の田中さんは自分が読みたいものを書いて、いろんな仕事の依頼を受け、こうして本も出版されました。

本書の最後に、こんなことが書かれています。

人間は孤独な存在で、書くことはその孤独に向き合うための「手なぐさみ」なのかもしれない。その孤独の結果に書いたものが、誰かの目に触れてその人とつながることになる。孤独な人生の中で、誰かとめぐりあうこと以上の奇跡なんてない。

自分と誰かが巡り合うという奇跡のなかで、田中さんは「あなたに書いてほしい」というオファーを受けることにつながったわけですね。

もともとは自分が読みたいと思って書いた文章。それを世界の誰かが同じくおもしろいと思ってくれた。そんな人がたくさんいた。

そういうことなのでしょうね。

苦手なスタイルで悩みながら書くより、自分が読みたいものを書く。それで世界とつながれたらいいな。と田中さんの考えをそのままストレートに僕は受け取りました。

世界とのつながりのなかで、僕の身にも何か起こることをほんのり期待してみたりして、書き続ける。こんなスタンスでやっていきたいと思います。

収益のことは半分あきらめるけど、もう半分はあきらめないと上に書いたのは、そんなことを夢想しているからです。

 

最後に

ネットが普及して、今では誰でも書いて発信することができる時代です。

僕もその恩恵を受けて、こうしてひっそりと文章を書いています。

しかし、いつの間にか「誰でも書ける」ということが、「ライバルが多い」とか「自分が書かなくていいんじゃないか」とか思うようになってしまいました。

でも、違うんですね。

自分が読みたい、楽しみたいものを書く。それができるのは自分だけです。

僕と同じく、書くことが好きなのに、くことに悩んでいるという方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。勇気100倍になること請け合いです。

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