NHK「未来のために」で山田洋二監督が想像力の大事さを語る

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ふとテレビをつけると、NHK。
二宮和也が登場したと思ったら、「未来のために」という番組でした。
そして、さらに二人。
映画監督の山田洋二さんと歌手の美輪明宏さんです。
戦後70年をテーマに、公開中の「母と暮せば」を絡ませたトーク番組でした。
この番組での山田洋二監督の言葉に感銘を受けたので記事にします。

  
 
二宮和也と山田洋二監督は「母と暮せば」のリンクでわかったのですが、
美輪さんはなんの立ち位置?
と思った僕はバカでした。
美輪さんは長崎出身で、10歳のときに原爆で被爆した方だったのです。
 
 
美輪さんからは原爆が落ちたまさにそのときの生々しい話が聞かれ、
山田監督と二人で当時の日本を語っていました。
それに対して二宮和也が掘り下げて質問したり、感嘆するという流れ。
 
 
 
 
番組の最後に、山田監督が話した言葉に、僕はとても衝撃を受けました。
 
山田監督は、主戦の知らせを聞いたとき、
「日本が戦争に負けるなんて」と、その状況を飲み込めない状態だったそうですが、
一方で、これからは戦争はない。貧しいけど希望がある!と思ったそうです。
 
そして、僕がハッとさせられたのは次の一言。
 
それに対して、今の若者は将来には希望よりも不安がいっぱいでしょ?

 
そうです、まさにその通り。
就職難の時代で、なんとか就職したとしても、職場での人間関係やストレス。
自分に非がなくても会社で抑圧されたり、辞めさせられたりする。
国全体を見ても、若者への社会保障はどんどん薄くなる。
ここまで極端ではなくても、将来という言葉を聞くと不安な要素がいくつも上がります。
 
 
 
さらに山田監督は、強いメッセージを残します。
僕がこの記事を書こうと思ったのはこの言葉を聞いたからです。
 
戦争の時代に生きる人がどんな気持ちで生きていたか。
現代人はそれを想像する能力をみんな持っていないといけない。

そうすることで、戦争のことから物事をきちんと学べると、そう言っていました。

これは戦争のことだけでなく、
現代の日常生活すべてにおいて言えることではないかと思います。
 
将来に対しての不安を抱えるなかで、
どれだけ相手の気持ちをよりリアルに想像することができるか。
互いに頼れるものが少ないと感じ、不安になる日々でこそ
この想像する能力が大事ではないかと感じたのです。
 
 
今現在は現実に起きていないこと、また、自分以外の相手のこと、
それらを想像して行動することは、人間特有の能力です。
この想像する能力を上手に使うことが、現代を生きるヒントなのかなと感じました。
 
 
 
P.S.
僕の敬愛するMr.Childrenの桜井和寿さんも、
「愛とは想像力だと思う」という言葉を言っています。
過去記事:“愛とは想像力”。ミスチル桜井さんの愛についての哲学に感銘
 

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