先日、ちょっと(いや、かなり)かしこまったところに赴く用事があり、
お恥ずかしや、社会人になって初めて靴を磨きました。
「面倒だな」と思いながらもクリームやオイル、スポンジを買い、
いざやってみると、これがなんとも楽しくて気持ちのいい作業だったのです。
写真の革靴はもう結構に履いている靴。
これまでの革靴は履いては履きつぶし、履いては履きつぶしで来たので、
靴を磨くというのは本当に初めて。
靴屋さんの革靴のコーナーの隅にある、お手入れグッズの中から購入。
クリームやオイルを見ているうちに、
野球部時代、あんなにグローブの手入れをしたのに、
革靴を磨こうとしたことがないのはなぜだろうと、
自分ながらに不思議に思いました。
いざ家に帰り、さっそく実践。
まずは乾いたタオルで表面のほこりを取り、
革の保護とツヤ出し効果のあるオイルをスポンジですり込んで行きます。
この工程。グローブの手入れを思い出し、
なんとも懐かしい気持ちになりました。
同時にじわじわと感じたのは、胸のなかにじわじわと湧いてくる充実感。
とても地味な作業ですが、丁寧にオイルやクリームをすり込むと現れる革のツヤ感。
丁寧にやればやるだけ、目に見えて成果がわかる作業なんです。
この状態だったのが、
こんな感じに!
革らしい、渋い雰囲気のツヤが出ます。
これをしげしげ見ていると、
得も言われぬ充実感を得られるんですよね。
靴を磨いておいたことによって、
翌日のかしこまった場所にも楽しい気分で堂々と行けました。
こまめに手入れするようにすれば、
今まで簡単に履きつぶしていた靴より断然長持ちするはずです。
本当は、靴を何足か持っていて、
日によってローテーションするときれいに履けて長持ちらしいですね。
僕の好きな千田琢哉さんも
「5足をローテーションするといい」と著書に書いてます。
現在2足ある革靴をローテーションするようにして、
せっかく手入れグッズも買ったので、
今後はこまめに磨きたいものです。
靴を大事にできることは、自分を大事にできることにつながると思う。
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