2019年10月7日(月)から始まる月9ドラマ「シャーロック」。
このタイトルを見たとき、僕の[このドラマは絶対観なきゃいけないアンテナ]がMAXに反応しました。
というのも、僕は原作となっている「シャーロック・ホームズ」シリーズの大ファンだからです。また、BBCドラマ(海外ドラマ)の「SHERLOCK」についてもこれまた大ファンであります。
そんなシャーロック・ホームズを敬愛する僕が、このたび日本の月9ドラマとしてスタートする「シャーロック」の楽しみ方を、原作やBBCドラマの観点からご提案しようと思います!
ホームズとワトソンの関係性
「シャーロック・ホームズ」シリーズの代名詞とも言える魅力は、なんと言っても名探偵シャーロック・ホームズと医師のジョン・ワトソンのコンビです。
僕はこのコンビの関係性が今回のドラマでも最も注目すると面白いところだと確信しています。
というのも、原作と近年大ヒットしたBBCドラマ「SHERLOCK」とでは、この2人の関係性や空気感がかなり異なるのです。
原作では、2人はお互いのことを信頼し合いながらも、「ワトソン君」「ホームズ(またはホームズ君)」と呼び合っていたり、言葉遣い(日本語訳による影響も大きいが)も丁寧で、どこか英国紳士らしく他人行儀な空気を残しているのが感じられます。
一方、BBCのドラマ「SHERLOCK」では現代のイギリスを舞台にしていて、お互いを「ジョン」「シャーロック」とファーストネームで呼び合います。そしてくだけた言葉で言い合いをしたり、冗談を言ったりという場面も多々あります。さらに回を増すごとに2人の間の友情がどんどん深まって行き、本当に友達、親友という言葉がピッタリくる間柄なのです。
シャーロック・ホームズからは絶対に切り離せないホームズとワトソンのコンビ。この間柄が今回の月9ドラマではどう演出されるのか。
舞台は令和の日本ということで、役名も「ホームズ」「ワトソン」ではなく全く別の日本人の名前です。ディーン・フジオカさん演じるホームズと岩田剛典さん演じるワトソン。この2人の関係性、醸す空気感はどんなものか。まずは何を置いてもここに注目です。
新釈であることは間違いない
100年以上前のイギリスを舞台にしている原作を、現代の日本を舞台にしたストーリーとしているのですから、今回の月9ドラマは原作を新しい切り口で描き直した新釈の物語であることは間違いと思います。
すでに公開されているドラマの公式ホームページを見ると、1話の概要などが書かれていますが、これを読んでも間違いないですね。
また、主演のディーン・フジオカさんは今回の「シャーロック・ホームズ」の前にも、「モンテクリスト伯」と「レ・ミゼラブル」というをタイトルとしたドラマに主演していて、そのいずれも原作をもとにした全く新しい物語でした。
変人奇人的な人格を持つ名探偵ホームズと、良識のある医師ワトソンが現代の日本で事件を解決して行ったら…という原作の大前提を、どのように解釈して新たなストーリーとして見せてくれるのか、ここも注目ですね。
原作の事件のモチーフは?
原作では、著者のアーサー・コナン・ドイルにより長編短編あわせて60もの事件が書かれています。
いずれも特徴的な事件やトリック、謎解きのプロセスが書かれており、このなかには、原作のストーリーの展開上絶対に外せない事件や、人気の高い事件があるワケです。
ストーリー上これだけは絶対に外せないのは、ホームズと宿敵モリアーティがライヘンバッハの滝に落ちる「最後の冒険」の事件。これはBBCドラマでも新釈ながらもちゃんと取り上げられていました。また、ヒロインと言えるアイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」事件も取り上げられるか楽しみです。
インパクトも強く、人気の高い事件としては、「バスカヴィル家の犬」事件、「踊る人形」事件・・・挙げるとキリがないのでやめます。
こちらは原作を読まないと楽しめないと思われるかもしれませんが、ドラマをきっかけにシリーズを読んでみるときっと世界が深まって面白いと思います。
宿敵モリアーティの登場は?
そしてもう一人、「シャーロック・ホームズ」シリーズには不可欠な人物がいます。それが大学教授の肩書も持つ数学者でありながら数々の犯罪を裏で操る男、ジェームズ・モリアーティです。
シリーズ中、ホームズの宿敵として描かれる人物です。
BBCドラマのモリアーティは、それはもうものすごくインパクトのある存在でした。
月9ドラマの公式ホームページには、まだモリアーティにあたる人物が書かれていません。でも、絶対出てくる!これは間違いない。
そのモリアーティを誰が演じるのか、どんなキャラなのか。めちゃくちゃ楽しみです。
さいごに
正直、まだまだある気がしますが、とりあえず大きなところではこの辺かなと思っています。
現代日本を舞台にした「シャーロック・ホームズ」。とにかく楽しみでいい秋になりそうです。
毎回の感想もガンガン書いて行こうと思っています。
9時が待ち遠しいなぁ。
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