「英語って大事だ」痛感したイタリアへの新婚旅行【事件簿風】

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新婚旅行

 

この度、新婚旅行へ行ってきました。行き先はイタリア!
タイトルで“英語”と書きましたが、はい、イタリアはイタリア語です。
それでも、僕たちのような海外旅行者は英語を使って
お店の人やホテルの人など、現地の方とコミュニケーションを取ります。
しかし、この英語力が低すぎて、僕らは不便をしたり小さな事件を起こしたりしました。

イタリアへの新婚旅行。
僕も妻も、ヨーロッパの街並みに憧れていたのです。
結婚式のあとすぐの出発だったので、
持ち物や注意する点、楽しみ方などをざっくりと勉強し、
いざ出発。
 
でも一つ、僕たちは大事な勉強を忘れていました。
そうです、言葉です。
そのせいでこれからかくいくつかの事件を起こしました。
 
 
 
第1話「ホットチョコレート事件」 
申し込んだツアーでは、イタリアへは直通ではなく、
オランダの空港を経由しました。
そこから飛行機を乗り換えてイタリアへ行く形です。
 
ツアーガイドさんが、
「オランダはココア、こちらではホットチョコレートと言いますが、
 それがおいしくてオススメですよ」
と教えてくれたので、僕たちは飛行機までの自由時間、
カフェでホットチョコレートを買って飲んでみようということになりました。
 
持ち帰りスタイルのカフェを見つけ、
近づくのが怖くて遠目でメニューを確認すると、
ありました。「HOT CHOCOLATE」
 

 
注文は妻がしてくれました。
・・・いや、最終的には僕がしたことになるのですが(笑)
 
「エクスキューズミー」と声をかけたあと・・・
妻「ホットチョコレート」
店員「??」(ずずいっと顔をこちらに出してくる)
妻「ホットチョコレート・・・」
店員「???」(わからないという表情)
 
僕「ホッチョコレイッ」
店員「Hot chocolate!OK!」
 
無事ホットチョコレートを買えました。
妻はシャイで真面目なもので、英語風の発音が恥ずかしかったらしく、
ホントに日本語で書いたように「ホットチョコレート」とハキハキと発音したのです。
 
しかし、それが通じず、見かねた僕が何となくの発音で
「ホッチョコレイッ」と言ってみたところ、鮮やかに通じました(笑)
 
日本では冗談でしか言わないネイティブな英語の発音。
恥ずかしがらないで言ってみるとちゃんと通じるものです。 
 
 
 
第2話「ウェアアーユーフロム?×3回」事件
次の英語の不勉強で後悔した出来事は、
旅も中盤に入ったフィレンツェでのフリータイムのことでした。
 
革産業が盛んなフィレンツェ。
せっかく海外に来たし、イタリアでは革製品もお安く買えるということで、
ちょっといい革のカバンを買おうと良さそうなお店を探しました。
 

 
革製品を扱う店は本当に多く、
そのなかでも自分たち好みのカバンが置いてあるお店を見つけました。
 
お店のオーナーはめちゃくちゃ商売人風で、
たどたどしい英語で「仕事用のカバンがほしい」と伝えると、
次から次へと商品を棚から取り出し、説明のラッシュを受けました。
 
わかりやすいよう、単純な英単語とジェスチャーも交えて説明してくれるので、
どんなところが売りなのかはよくわかりました。
しかし突然、もにゃもにゃと何か言われました。
 
意味がわからなくて聞き流していると、再度、流暢な英語でもにゃもにゃ言われ、
それでも2人も意味がわからなかったので、「ん?」という顔をすると、
「Where are you from?」とゆっくりめに発音してくれました。
 
何と言っていたか正体がわかると、すぐさま「Japan!」と答えることができました。
 
するとオーナーさん「すごい、すごい」と日本語で一言。
そしてまた商品の説明に戻る。
 
・・・これだけを言いたいがために「どっから来たの?」と
一生懸命聞いていたのか!と衝撃。
  
ちょっと面白かったけど、大変申し訳ない気持ちになりました。
実に3回、わざわざイタリア語でなく英語で言ってくれてたのに、
“日本人はリスニングが苦手”なんて次元のレベルにも達してないことを痛感。
  
でも、無事に2人とも気に入ったバッグを買えました。
 
 
 
第3話「ボロネーゼに“hair”事件」
カバンを買ったフィレンツェの夜。
僕たちは気軽に食事ができるお店を探しました。
イタリアでは、ちょっといいお店(リストランテなど)に入ると
前菜→パスタ→メイン→ドルチェという流れで食べるのが礼儀。
みたいな感覚が強く、ちょっと前菜と、パスタだけ。
と思ったときにはもっと気楽に入れるトラットリアに入るのがオススメです。
 
上記はすべてツアー添乗員さんの受け売りですが、
この日の夜はまさしく「おいしくパスタだけ食べたい」という気分であり、
駅前の通りに発見したお客さんがたくさんで賑わうトラットリアに入りました。
 
軽い前菜を2つ頼んだあと、
妻はボロネーゼ(ミートソースパスタ)、僕は4種のチーズリゾットをオーダー。
しかし、注文してから30分ほど待っても、一向に料理がやってこない。
しかも、僕たちよりあとに来たお客さんに先に出る始末。
 
・・・これはアレだ。忘れ去られているパターンだ。
お腹を空かせた妻が僕にプレッシャーをかけます。
「ちょっと店員捕まえて催促してよ」そう言っているお顔だ。
彼女は初日のホットチョコレート事件を引きずっているのです。
 
僕は近くの店員さんに「エクスキューズミー」と声をかけました。
続けて「Pasta …soon?」 これまたひどい英語です(笑)
  
でも通じました。「ソーリー」と言われ、待つこと5分ほど(意外と早い)、
パスタとリゾットがやって来ました。
 

 
ご満悦の妻。そういう僕もお腹ペコペコで、
濃厚なチーズが美味なリゾットを黙々と食べ始めました。
 
すると、パスタをほぐしていた妻が露骨に嫌そうな表情に。
なんと、妻がフォークで指す先には、短めの黒い髪の毛が!
 
妻はもちろん、僕も髪は男のなかでは長めなもので、
僕たち2人の髪の毛ではないのは明白。
 
ついに沈黙していた妻が立ち上がりました(もちろん比喩です)。
近くに来た店員さんに、さっと手を挙げ、
「hair・・・」と一言。 
 
そのまさに一言だけのシンプルな英単語ですべては通じました。
そして、30分後の伝説を生むことになるのです。
 
このお店で2度めの「ソーリ―」を聞いたあと、
すぐに新しいボロネーゼが運ばれて来ました。
 
そして30分後、妻は本場のパスタのおいしさに満足したようで、
歩き疲れた&パスタ待たされた&髪の毛入ってたの不機嫌も止んだ様子。
 
僕「そろそろ行こうか」
妻「うん」
僕「(店員さんを捕まえ)チェックプリーズ」
店員「サンキュー」
 
すると、別の男性の店員さんがやって来ました。
当然お会計の金額を言われると思っていたら、
「サンキュー。ノーペイ」と言われました。 
 
ノーペイ・・・No pay!?
 
そう、「代金は要らない」と言われたのです。
しかも、前菜から全部です。
スムーズに代金が出せるように、だいたい35ユーロ(4,000円くらい)と
あらかじめ計算していた僕たち。
それがゼロ!
 
こういうとき「ラッキー」なんて気持ちはとっさに出ないものなんですね。
出たのは、「リアリー?」という単語と、逆に申し訳ない気持ちでした。
 
さらに、お詫びのしるしで箱入りのチョコまでもらい、
「サンキュー、バイバーイ」と店員さんに見送ってもらったのでした。
これが旅行後の今でも僕たちの中で伝説として輝き続ける「hair事件」です。
 
 
 
◆まとめ
いやー、長くなりました。3,000時越え。
こんな記事をここまで読んでくれる方などいらっしゃるのか・・・。
 
ですが最後に一応まとめを。
いろんな不便も事件もあり、自分たちが困ったり、
相手に迷惑をかけてしまう場面がたくさんありました。
もう少しコミュニケーションを取れるよう英語を勉強していたら・・・
と後悔しています。
 
しかし、逆の視点で言うと、覚えた簡単なイタリア語を使う場面に出くわし、
その言葉が相手に通じて笑顔になれた瞬間は、
「やっぱり知っておいてよかった」と思うものです。
 
そう、コミュニケーションは心と心が触れ合う瞬間のこと。
そのときに言葉はやはり大事で便利です。
海外旅行、とくにガイドさんのいないフリータイムを楽しむには、
英語を知っていると楽しさが倍増すると思います。
 
お金を貯めて、また海外に行くときは、
ちゃんと英語を勉強する時間を設けようと思わされる今回の旅でした。
 
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