チップって面倒な仕組みだけど、心が通じ合う瞬間が楽しい。(イタリアでの経験談)

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新婚旅行

 

新婚旅行でイタリアに行きました。
そこで“チップ”という習慣に初めて触れることになりました。
ホテルに泊まっても、食事をしても、そして公衆トイレを使うときにも必要になるイタリアの“チップ”。
そんなチップにまつわる経験談とお役立ち情報を書いていきたいと思います。

日本にはチップを渡すという習慣はありません。
お店などでは、「ありがとう」や「ごちそうさまでした」といった言葉で感謝を伝えたらそれでOK。
しかし、欧米の多くの国ではチップの習慣があります。
ネットやガイドブックで調べたのですが、これがなかなか難しい。必要なシーンとか目安の額とか。
とにかく、紙幣ではなくコインを常にストックしておくのが大事。
「ややこしくてコストのかかる習慣だなぁ」と思いながら、これだけを覚えてイタリアへ出発しました。
 
 
◆公衆トイレでも必要なチップ
一番びっくりしたのがこれ。ホテルのベッドメイクやレストランの食事、タクシーなどには必要と知っていましたが、公衆トイレでも必要なのです。
事前には知らなくて、ガイドさんから聞いたときには驚きました。
 
イタリアにも高速のサービスエリアというものがあって、日本のものとよく似ています。
そこにはもちろんトイレもあるのですが、ここで日本の公衆トイレとまったく異なる点が1つ。
なんと、係りの人が立っていて、その人にチップという名の使用料を払わないといけないのです。
 
目安は1人1ユーロ。今だとだいたい120円くらいですね。
僕たちの寄ったサービスエリアには、係りのおじさんが立っていました。私服で、トイレの入り口の前で座っており、小さなテーブルの上にはチップを入れるお皿が用意されていました。

そのお皿のなかにチップ入れて、それからトイレに入る流れです。
おつりはくれるらしいですが、切羽詰まったときにチップ払って~、となるとなかなかイリイリしちゃいそうですよね。
 
 
 
◆ホテルのメイドさんへのチップ
この記事のトップ画像がこれです。
ホテルの掃除、そしてベッドメイキングをしてくれるメイドさんへのチップです。
これも目安は1人1ユーロ。僕たちは二人部屋だったので、毎朝2ユーロコインを枕元に置きました。
コインと合わせて、「Grazie!」ありがとうと書いた紙を添えて。(妻作の目がいっちゃってるピカチュウも添えられていますが 笑)
 
こんな風にメッセージを添えておくと、
 

 
連泊の場合だと、メイドさんからの返信があったりします。(この日は妻作のイラストはキティちゃん)
「Grazie!」と日本語で「ありがとうございます」と書いた下に、「SAME TO U」とお返事が!
「U」は「you」のことですね。直訳で「あなたにも」ということですが、「こちらこそ」という意味でしょう。
 
ちょっと煩わしいチップの習慣ですが、こんな風に気持ちと気持ちが通じ合う瞬間にはちょっとほっこりできて楽しいです。
 
 
 
◆チップでボラれたレストランの話
最後に、チップのつもりがないのにチップと思われて損をしてしまったお話を。
ヴェネチアでの昼食の際、お店の前でメニュー表を見ていると、中から店員さんが出てきて、ガッツリ声をかけられ、雰囲気的にここで食べなきゃという感じに。
 
飲み物と、マルゲリータのピザを注文したのですが、会計は12.3ユーロ。これにはサービス料も含まれての金額です。(頼んでないけど伝票に「パン代」と書かれている場合はサービス料のことです)
小銭の持ち合わせがうまくなかったので、10ユーロと5ユーロ紙幣を渡したところ、「センキューベリーマッチ」と言われ、なんとおつりが戻って来なかったんです。
 
15ユーロ払ったので、2.7ユーロ分、つまり330円ほどのおつりがチップとして取られてしまったのです。
 
いやいや、こちらはおつり返して欲しかったよ?
 
よく言われる食事でのチップは、端数の切り上げだそうで、今回の場合、12.3ユーロだと13ユーロ渡して0.7ユーロのおつりはもらわない形になるのですが、13ユーロがなくて15ユーロ出したんですよね。そしたらまるっと持ってかれてしまいました。いやいや、2ユーロ返してよ。
 
ガイドさんにこのことを話したら、強気に「おつりください」と言うか、小銭をしっかり持っておくしかないとのことでした。
やはりチップって難しい・・・。
 
 
 
意思疎通がうまくいくのといかないのとでは、チップのやり取りの際にもやはり気分も違います。
でも、理想なのは、日本のように感謝の言葉で気持ちを伝えて済ませられるのが一番だと、改めて日本の良さを感じることになりました。
 
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