僕は妻とは婚活イベントで知り合っています。妻は3つ年下。
お互いにそろそろ結婚を考えられる相手と出会いたいという気持ちで参加したイベントで、最終結果でマッチングとなったわけですが、僕がそのあとのデートのお誘いをするもことごとく断わってきたのです。
僕の妻にはちょっと変わったところがあり、それが理由だったのですが、こんなパターンもあるよというスタンスでお読みいただけると幸いです。
イベント後のお茶の誘い⇒「また別日で」
まず最初は、出会いのきっかけとなった婚活イベントが終わり、マッチングとなったそのあとのことです。
時間はまだ夕方。ここでお茶くらい誘わないとダメだ!なにより、イベントではできなかったから、2人でゆっくり話したい!
こう考えるのは自然なことですし、むしろこのアプローチは絶対に必要だと思います。
そこで僕は「このあと時間ありますか?そこのカフェでもよかったら行きません?」とお誘いしました。記念すべき初デートのお誘いであります。
しかし、妻の返答はこうでした。
「今日は緊張で疲れてしまったので、また後日でもいいですか?」
華麗なスルーです。きっぱりお断りです。こんな返答されたら、こんなふうに考えてしまうのが人情ってやつでしょ?
あれ?お互いにイイと選んでのマッチングのはずなのに、なにこの感じ。
ああ、おれのことは第5番候補だったのかな。おれは迷わず1番に選んだのにな。
なんとなくか。なんとなく5番目まで書かないといけない用紙だったし、そこにおれの番号を書いたワケね。
ということで帰りたいのね。今すぐ帰りたいのね。
別日とやらも来ないのよね。どうせ。…しょぼん。
ですが健気な男はこう言うのです。
「そうですよね、緊張しましたよね!今度で全然いいです!また連絡しますね」
そしてマッチングから10分後、まだ明るい駅前の街に、妻はスカート風になびかせながら消えて行きました。
めげずにLINEでの誘い⇒「田んぼがあるので」
だけど、ここでめげてはいけません。男は叩かれて伸びる生き物です。
もしかして本当に疲れていたのかもしれない。
マッチング後に風のように去った彼女でしたが、その後のLINEではいい感じで会話ができていました。だから、望み薄なのかなと思いながらも少しの希望にかけて、交換したLINEで次なるお誘い連絡を入れます。
「今度の週末、ご飯でも行きませんか?」
すると妻はこう返してきました。
「ごめんなさい。その週は実家の田んぼの手伝いがあるので」
オワタ。いや、最初からオワッてた。
完全に打ちのめされた僕は、「田んぼがあるんですね!今は田植えの時期ですもんね。大変です!」こう返すのが精一杯でした。末尾にニコちゃん絵文字なんか入れちゃったりして。
しかし、懲りない&あきらめの悪い僕は、
いや、でも今ってホントに田植えの時期じゃね?
と、この問題に折り合いをつけることにしました。苦しいです。まさしく苦し紛れです。
ここまでの流れを見たら、10人中12人が「脈ナシ!」と判定することでしょう。2人くらい1回では事足りずに2回「脈ナシ!」と言う計算です。
ついに初デート!⇒「このあと?図書館行くので帰ります」
しかし、相変わらずLINEのやり取りはいい感じに続きます。超いい感じ。
これならばもう一度誘ってみてもよいのでは…?
そう思った僕は、
「今度の週末は空いてます?行ってみたいイタリアンのお店があるんだけど」
と、3回目のお誘い。ここで空振ると三振です。文字通り追い込まれています。
すると、
「今度の週末なら空いてます!いいですね!」
よっしゃキターー!!
そしてその週末、友人の口コミでも食べログでも高評価のイタリアンで妻とランチを食べました。これが初デートだったわけですね。
さて、もう少しで食べ終わります。今日はお互い休日。このあとはドライブに誘う!最初からそのつもりでいた僕は、ランチが叶ったこともあり、余裕の心持ちでこう聞きます。
「このあとってまだ時間大丈夫?」
すると妻、
「このあとですか、図書館行こうと思うので帰ろうかと」
オワタ。うん、やっぱりオワッてた。
今日ランチに来てくれたのはお情け、もしくは断り切れなかったのね。…しょぼん
控えめな照明がオサレだったイタリアンレストランは、ただのほの暗い部屋となりました。
「図書館>僕」
かつてこんな残酷な公式を習ったことがあるでしょうか。いや、ない。
まさかの“全部本当”だった
さて、そんな残念な感じの僕ですが、文中にも“妻”、と書いているように、彼女と結婚しました。
なぜか。
なんと、妻が当時言ったことは、混じりっ気なしの本当のことだったからです。
①婚活後は緊張して疲れたことも、
②田んぼの手伝いがあることも、
③イタリアン食べたら図書館でも行こう。と考えていたことも、全部です。
いやでも、③の感覚はちょっと変わってますよね。そう、ちょっと変わってるんです。後で聞いてみたのですが、「ランチの誘いだったから、食べたら帰ろうと思ってた」そうです。いやいやいや。
とにかく、イタリアンのあともデートを重ね、我々は無事結婚することになりました。
お互いに1人で婚活イベントに参加していたので、結婚を真剣に考える気持ちはちゃんとありましたからね。
関連記事 ⇒ 婚活は「1人で参加」が成功しやすい!その理由と僕と妻それぞれの実際
もし婚活でマッチングしたのに相手が素っ気ない場合でも、希望を捨てないでがんばってみてください!というのが、僕がこの記事で言いたいことでした。
僕たちが出会ったのは、このイベント。地方でもたくさんのイベントをしています。
⇒ 日本最大お見合いパーティーといえば、エクシオ
コメント