メダカを買い足すのは、メダカ水槽をやっていてとても楽しみな瞬間。でも、買い足したあとによく発生する「メダカが1匹ずつポツポツ死んでしまう現象」、これを回避するために僕が講じた策を紹介していきます。
◆「1匹ずつ死」はなぜ起こる?
結論から言うと、メダカを死なせてしまう原因のほぼほぼ100%は、水質の問題から起こります。でもこの水質の管理というのは本当に難しい。なんてったって目で見てもわかりませんからね。僕も5年飼っていてもまだトラブルを起こしてしまいます。
なかでも「1匹ずつ死」は特に厄介です。これは初めて水槽を立ち上げたときや、一気にたくさんのメダカを飼い足したときによく起こります。同じく、「一気死に」も起こることがあってこれも飼育者としてはとてもショックを受けるのですが、基本、原因は同じ。これから書くどちらかだと考えてほぼ間違いありません。(水合わせはちゃんとしているというのが前提ですよ)
原因①:アンモニア
こいつが目に見えないうえに毒性がかなり強く、水槽がアンモニアに汚染されてしまうとメダカは死んでしまいます。とても厄介な存在です。
「1匹ずつ死」と「一気死に」は、このアンモニアのはびこり方の程度によって起こる。これまでの経験から僕はほぼそうだと確信しています。
すべてのメダカが一気に死んでしまうような程度ではないけど、体の弱いメダカから順にやられてしまうような程度には、アンモニアが水槽に増えている。そういうことなのです。
アンモニアに毒されているメダカにはある症状が出ます。アンモニアを防ぐために必要なのは、水の中にバクテリアが十分存在していること。このバクテリアがアンモニアを分解してくれて、害のないものに変えてくれます。
以下の記事を参考にしてください。僕が実際に試行錯誤していたころに買いた記事です。
ここで紹介しているように、アンモニアを分解するためのバクテリアを増やすアイテムがとても有効です。使ったことのない方はぜひ使ってみてください。劇的にメダカの死亡率が下がります。
もうひとつよくあるのはこれ。酸素不足です。
水の中に酸素がしっかり溶け込んでいること。これがとても大事であり、水槽内のメダカの数が多ければ多いほど酸素濃度は重要になってきます。
これも目には見えない問題なので、気づきにくいのですが、特に「1匹ずつ死」の場合、酸素不足の可能性は絶対に疑ってみてください。逆に「1匹ずつ死」が出た場合は酸素不足のサインだと思ってもいいくらいです。
メダカの水槽にはエアレーション(空気のブクブク)はやっぱりあった方がいいです。
以上の2つ。これのどちらかが原因だと考えてほぼ間違いないでしょう。
◆僕が講じた策
今回、僕はかなり久しぶりにメダカを飼い足しました。卵が孵って子どもは増えるのですが、きちんと大人になる子が少なく…ついに大人のメダカが2匹だけになってしまったからです。この辺は僕もまだまだ修行が必要です。。
さて、せっかく買い足したメダカたちに元気に水槽で過ごしてもらいたい!ということで僕が講じた策は実はとてもシンプル。
上に書いた原因2つを解消することだけです。
まず、アンモニア対策。水槽の水の量は変わらずに、メダカの数が増えれば、やはり発生するアンモニアの量が増えるため、アンモニアの濃度は高くなっていきます。
そこで、僕の愛用品、水質浄化菌 たね水を規定量+αで投入します。はい、アンモニア対策はこれでOK。
そして次に酸素問題。これもメダカの数が増えればそれだけのメダカに必要十分な酸素が必要になります。
この問題の解決には、エアレーションの強さを強くするだけ。エアレーションの強さを調整できるバルブ(空気ポンプコントロールバルブなど)が売っているので、これを使って送る空気の量を変えます。
はい、以上の2つです。講じた策はとてもシンプル。でもその原因をきちんと把握していることはとても重要です。
◆現状での結果
では結果はどうかというと、買い足して約2週間ほど経つ現在でも買い足した14匹、そしてもとの2匹がみんな元気で泳いでいます。
以前までの買い足しでは「1匹ずつ死」で結局10匹中2匹しか残らなかったことからみると、僕もだいぶ成長したような気がします。やはり原因の把握は大事ですね。
水質の問題はアンモニアと酸素、この2つをまず疑い、対策を取ることを覚えておいてくださいね。
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