プライドはしっかりと持っているのが大事。
特に、男たるもの。
野球をしてる時代には特にこんな風に聞くことが多く、
何でも「はい」と言うな、「認めるな」、「張り合え」
なんて感じがカッコイイという風潮がありました。
しかし、最近ではどうなのだろうと思います。
そんなに何でもかんでもに顔を出すプライドとやらは、
そんなに高くないんじゃないか?
いや、むしろそれってプライド低いだろ。と思うのです。
あっちでもこっちでも引き合いに出されるプライド。
それってなんだかカッコよくない。
些細なことでも「ナメられた」「下に見られた」なんて思う人に
高いプライドがあるでしょうか。
「プライドが高い」という言葉は、悪いことのようにとらえられますが、
それは実はプライドが低いのをあちこちで露呈していて
周囲にもそのことが勘づかれているからではないかと思うのです。
本当にプライドが高い人は、すぐに相手に負けることができます。
譲ることができます。謝ることができます。親切を受けることができます。
そんな風にやわらかに振舞える自分を尊敬しているのです。
これが本当の自尊心です。
プライドとは、自分の面子を守るために振り回されるものではなく、
他人も含めた人間としての尊厳を守るために使われるものだと思います。
だから、それがないがしろにされたときには容赦なく噛みつきます。
普段噛みつかない人が噛みつくときは本気です。
それこそがプライドが本当に高い人のプライドの使い方なのです。
プライドの高さは、「どれだけ表に出てこないか」かが尺度ということですね。
実はこれは、あるゲームのセリフの受け売りです。(笑)
それをちょっと自分なりに深めて解釈したものを上に書きました。
ちなみにそのゲームとは「テイルズ・オブ・ジ・アビス」
![51AHY4P9FQL](https://kazu-no-upnote.com/wp-content/uploads/2015/07/51AHY4P9FQL.jpg)
まだ世間知らずで高飛車なルークが、初対面のジェイドに対して
「頭を下げろ」と意地悪く高飛車に言うのですが、
軍の師団長であるジェイドは、敵国の王子ルークにサラリと頭を下げます。
するとルークは「あんたプライドねえなぁ」と言います。
それに対してジェイドのこの一言です。
「ご心配なく。この程度で腹を立てる安っぽいプライドは持ち合わせてませんから」
(結構前の記憶なのでちょっと違うかもしれません)
これのセリフを聞いた10年ほど前、
高校野球上がりの大学1年生だった僕は衝撃を受けました。
プライドって、こういうものなのか。カッコイイ。と思ったのです。
このゲーム序盤の一言がずっと頭に残っていたのです。
(ハマりにハマって3周したからという理由もありますが)
それから、プライドというものについての考え方が180度変わりました。
引くことができる。折れることができる。許すことができる。
これが本当のプライドを持った人の姿勢なのですね。
コメント
[…] イドが許さない」 過去記事でも書いたことがありますが、 すぐに「自分のプライドにかかわる」と思う人はプライドがない人です。 ことあるごとにたびたび顔を出すプライドなんて、 […]