『おんな城主 直虎』の4話。見ました!
おとわの出家に、寺での生活、小野の暗殺を止めた直盛。今までの流れから展開が変化する回でしたね。
その中でも、今日の鶴丸の姿には同じ男として尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
出家したのはいいものの、そもそも“出家”というものをよくわかっていなかったおとわ。
あまりの質素な食事にお腹を減らし、なんちゃって托鉢をしてみるも当然うまくいかず、ついに人の畑のカブを盗んで食べてしまいます。
そんなおとわをたまたま見つけた鶴丸。
出家なんて嫌だと泣くおとわに、鶴丸は叱るわけでもなく、単純に共感するだけでもなく、素晴らしい対応を見せるのです。
おとわは、出家しての生活が苦しいというのはもとより、出家してしまっては亀之丞が帰って来ても、亀之丞の竜宮小僧として力になってやれないことを気にかけていました。
そんなおとわ気持ちを瞬時に受け止めた鶴丸はこう言います。
僧ならば、妻になるよりも亀の力になれることは多いくらいではないか?
そうして出家の厳しさにくじけそうになるおとわを励ましたのです。
これは本当に極上の回答ですよね。
おとわの気持ちにピッタリと寄り添ったベストアンサー。
この鶴丸の言葉を受けて、おとわはくじけそうになった心を取り戻し、むしろ以前より前向きな気持ちで寺に戻りました。
そうして立派な次郎法師として成長していくわけです。
さて、このシーンで大事なのは、鶴丸はおとわのことが好きということです。
「こんなことなら鶴と夫婦約束しておけばよかった」「亀の力になりたい」
おとわの言葉は鶴丸の胸に痛かったはずです。
しかし、そんな痛みは微塵も出さず、おとわのためになる言葉を渡した。
鶴丸、かっこよすぎ・・・!大人の男にもできることではないです。
「亀はもういないんだからおれといっしょになれよ」正直、僕ならそう言うかも。
鶴丸師匠!ごめんなさい!こんな独りよがりな僕を弟子にしてください!
そう言いたくなるシーンでした。
好きだからこそ、その子の気持ちを優先する。
それを10歳そこそこでやってのけてしまう鶴丸。
大きくなったときが楽しみなキャラクターです。
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