僕の彼女は僕と趣味が合い、読書好き。
そして読むのが速い。しかも半端なく。
ゆっくり読む僕はその足元にも及ばない。
少ない時間でたくさんの本に触れられるのはうらやましい。
でも、本に出てきた言葉を大事にするのは僕の方が上だな。
そう思った出来事がありました。
この記事のトップ画は、今やすっかり名言で有名になったスヌーピーのセリフ。
原作の「PEANUTS」の日本語訳をしているのはあの谷川俊太郎。
その谷川さんの訳がこちら。
配られたトランプで勝負するっきゃないのさ・・
このめちゃくちゃかっこいいセリフ。
ちなみにどんなやりとりで出て来た言葉かと言うと、
ルーシーの、
時々あなたは、どうして犬なんかでいられるのかと思うわ・・
という、ちょっと野暮ったい質問に対しての返答。
カッコよくて、粋な返しです。
いつか使ってみたいと思っていたこの言葉、
実は彼女も知っていました。
彼女がこのスヌーピーのセリフを知ったのは、
『いつかティファニーで朝食を』という漫画で
このセリフが引用されていたからとのこと。
でも!
読むのが速い彼女、このセリフをどのように覚えていたか、
それを聞いたときに驚かないではいられませんでした。
彼女が記憶で反復したスヌーピーのセリフは、
置かれた場所でがんばるしかないのさ
・・・だったのです。
どうでしょう。正しいスヌーピーのセリフとのこの違い。
何よりカッコよさが違い過ぎて唖然としちゃいました。
「置かれた場所」じゃなく「配られたトランプ」だからオシャレなんだし、
「がんばる」じゃなく「勝負する」だから男らしいのです。
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