がんばって気持ちを伝えようとして書いたのに、
自分が思うように相手には伝わらない。
次の展開につながっていかない。
メールや手紙、そしてプレゼンなどでもこんなふうに感じたことありませんか?
愛読サイトの「プレジデントオンライン」の記事より、
挨拶メール「1通だけ」で相手を口説き落とすコツ
というとてもイイ記事を見つけたので、感想を書きつつご紹介します。
◆誰に書いたか。何が言いたいか。
挨拶メール「1通だけ」で相手を口説き落とすコツ
(プレジデントオンラインより)
この記事では、メールと手紙、つまり書いたもので
相手に“伝える”ツールについてSBIホールディングスの社長さんなる方が
コツを披露してくれています。
僕が特に「あ、これ大事だな」と思ったのは、
①“誰にでも通じるような文面では、
読み手にとっては何の引っかかりもないものになる”
②“心をこめて、特定の人に向けて書いたのだということを示したければ、
具体的な内容が必要となるのだ”
③“自分に向けて書かれていることが明確なら、読んでみるかという気になる”
という3箇所。
そうですよね。この記事のなかにも書かれていますが、
大抵の仕事状のお知らせメールなんて、自分に関係ないと思ったら
すぐに戻るボタンを押してしまいます。
僕向けにあてられたメールでも、具体性とか、
なんとか伝えたいという雰囲気が感じられないと
「忙しいのに、めんどうだな」と思ってしまうのがホントのところです。
「あなたに向けて、このことを伝えたくてこれを書いたのだ」
と滲み出す文章でないと、相手の心という遠い場所には届かないのですね。
◆プレゼンでもいっしょ。
また、同じことがプレゼンにも言えると思って読んでいました。
以前に作ったプレゼン資料を、そのまま他の場所でも使用すること。
これは実質よくあると思います。
逆にブレブレではなんだか「何も定まってないな」という感じがします。
資料はそれでもいいと思うんです。
しかし、プレゼン時のしゃべりは、毎回、どこでも一緒では伝わりません。
これはSBIホールディングスの社長さんでなく、僕の経験則なんですが(笑)
資料はともかく、しゃべりや説明の順序、事例までまるっと一緒だと、
「ああ、こいつのこのプレゼンはどこでもいっしょなんだろうな」
と見抜かれてしまいます。
逆に人のプレゼンや話を聞いていて、そう感じたことはありませんか?
だから、プレゼンでも、「今日」「今」「ここで」「あなたに」「何を」伝えたいか。
というポイントが具体的でないとダメなんですよね。
逆にここを具体的にしようと意識すれば、プレゼンは同じ資料を使っていても
その回その回で違うしゃべりになり、その回にベストマッチするものになるはずです。
元ネタ記事はメールや手紙でしたが、
“伝える”ということに大事なのは共通しているものと思います。
単純なようで奥が深く、おもしろい世界だなぁと、僕は思っています。
【関連過去記事】
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