人生の最後に味わうのが、狂気の顔と転落の恐怖なんて…

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昨日、老人ホームの転落死で犯人が逮捕されたというニュースがありましたね。
やはり、殺人でしたね。
介護の仕事というのは確かに大変です。
(僕も福祉系の学部を出ているので、高齢者施設での実習経験があります)
腹が立つ場面もあるでしょう。
しかし、被害者の方たちのことを想像するとやりきれません。

だって、これまで長年生きてきて、つらいこと、楽しいこと、
たくさんの人生の場面を経験してきた、最後の場面が、
自分を憎み、狂気に歪んだ人間の顔だったんですよ。 
そして虐待を受けたうえでの、高所から突き落とされるという恐怖。
 
一体、なんて仕打ちなんでしょう。
 
 
この事件だけでなく、殺人事件の被害者は、
みな同じ境遇なんだろうと思うのですが、
なんだかこの事件は特にそういうふうに考えてしまうのでした。
 
やはり、実習とはいえ、自分が経験したことのある業界だからでしょうか。
 
僕も、実際に1ヶ月という期間、特別養護老人ホームで介護現場に触れました。
そして正直に言うと、僕は「介護は自分には無理だな…」と感じたのです。
そう感じてしまったことについて、今でも自分を不甲斐なく思います。
今では介護には縁のない仕事をしています。
だからこそ、そこら辺の人よりも、
介護の仕事に携わっている方への尊敬の念は強いと思っています。 
 
 
そんな高齢者介護の現場で起きた今回の事件。
被害者の高齢者は要介護2、3ということで、
まったくの寝たきりということではなさそうです。
うち2人には認知症の症状があったということで、
体は元気だけど認知症があることでの要介護認定なのかなと推察します。
 
つまり、“体は動くけど認知症状がある”ということで、
介護をする上では手のかかる方だったことは想像できます。
それがストレスになっての犯行。ということなのでしょう。
 
 
しかし、当然ですがそんな自分勝手なストレスのために
人を殺すなんて言語道断。
そんな気持ちがもし頭をかすめてしまったなら、
自分を守るためにも、その仕事を辞めなければならなかったと思います。
 
 
それにしても、冒頭に書いたとおり、
被害者の方の人生最後の場面が、
世にも恐ろしい恐怖体験だったと想像すると、とてもつらいです。
 

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