新入社員にとってマイルドな先輩がいることは何よりの支えなんですよ

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ビジネス

 

地方の中小零細企業では、毎年新卒の新入社員を採用する!ということはなく、定年退職者や離職者が出たタイミングで社員を“補充する”という形で採用することが多いです。
僕の勤める会社もまさしくこの形で、僕が採用されて以来の新卒の新入社員がついに今年入りました。
同じ男の後輩社員ができたということで、自分はどんな先輩であるべきかを考えている真っ最中です。

小さいながらも部署が細かく分かれているのがうちの会社なので、その新卒の後輩とは普段はなかなか接点がありません。それでも、年が近い(と言っても8つくらい離れてる)ということで、後輩の方からも「いろいろ教えてください!」と言って来てくれます。
さて、そんなかわいい後輩にとっていい先輩でありたいというのが人情というもの。社会人としても1年生の彼には、どんな先輩が必要なのだろうか。
 
 
◆“いい先輩”の定義
まず、ざっくりと表現した”いい先輩”というこの言葉。これをしっかり定義することが必要だ。僕はそう考えました。
・社会人の先輩として、経験を踏まえての助言をくれる
・同じ現場目線での具体的な作業内容や手順を示してくれる
・新社会人ならではの悩みに共感してくれる
・上司との間に立ってくれつつ、こちら(新入社員)側の意見を尊重してくれる


 
…ありきたりだ!これではつまらん!
もっとわかりやすく、より手っ取り早く「いい先輩だなぁ」と思われたい!
これが僕の目標でなのです。
  
そこで、僕が新入社員であったころ、いい先輩とはどんな人物だったか、それを思い出してみることにしました。
結果、すぐに一人の先輩が浮かびました。
その先輩は、もちろん今でも僕にとっていい先輩で、仕事もものすごくできる、尊敬する人物です。
 
その先輩のことを“いい先輩”と思った理由は、「テキトーに好きなようにやりゃいいよ」と、ヘラッと笑いながら言ってくれたその一言でした。
 
社会人1年目でガチガチに緊張しつつ、何をどうがんばったらいいか右往左往していた僕にとって、その一言とヘラッとした笑顔は、ストロングなコーヒーにミルクをたっぷり注ぐように、僕の心をマイルドにしてくれました。
 
 
 
◆マイルド先輩を目指す
そんなエピソードを思い出し、僕は決めました。新社会人である後輩にとって、マイルドな先輩、つまり「マイルド先輩」を目指そうと!
 
マイルド先輩とは、大学というモラトリアムを卒業し、卒業したと思ったら突然社会の荒波に放り込まれ、放り込まれたと思ったら心身ともに疲れ、悩んでしまうようなか弱き後輩が、「この先輩といるとほっと一息つける」と思えるような存在です。
 
マイルド先輩こそ、新卒の新入社員に不可欠な存在。か弱き後輩を優しく社会と会社の世界にエスコートするデキる男。
仕事上の後輩の管理や仕事の仕方、そして社会の厳しさは、上司の管理職が担います。しかし、そこはビシッと背筋を伸ばし、気も張り詰める時間です。その中で、社会人になった自分を実感したり、こんな仕事をしていきたいというような気概や意欲が高まるワケですが、それだけでは疲れてしまいます。
 
そんなときに、ため込んだ疲れや悩みをしっかりと聞いてあげる。そうしてニコリと微笑みながら、「ゆっくり自分のペースでやればいい」「やりたいことからやってみたら?」などのリラックス作用のある言葉かけをする。
そうして、後輩が心の奥の方で「まあ、なんとかこれからもやっていけそうかな」とじんわりと前向きになれる。そんな役割を担うのがマイルド先輩なのです。
 
 
 
◆マイルド先輩は仕事ができなきゃ務まらない
そんな素敵なイメージのマイルド先輩ですが、マイルド先輩本人は仕事がデキる男じゃないと意味がありません。
 
マイルド先輩も、もちろん社会人として、同じ会社の先輩として、仕事のことをきちんと教えてあげることは必要です。いつもいつもニコリと微笑みながら、ゆるい言葉を放つだけの人間ではいけないのです。
何事にも、緩急というものが必要です。130キロのストレートのあとのスローカーブが効くように、普段はしっかり仕事がデキる人間でありつつ、たまにゆるさも見せることで、初めてゆるさが生きるのです。
 
だから、マイルド先輩を目指すこと=仕事がデキる人間を目指すこと。つまりこれは、自分自身へのハードルを上げる行為なのです。
 
 
 
◆最後は自分自身の成長につなげろ!
結局のところ、マイルド先輩を目指すのは、自分自身という人間の成長のためです。それでいいと僕は思っています。
 
「後輩のためにいい先輩になろう」その心意気と思いやりは大事です。しかし、仕事ができないからその代わりに後輩に優しくして自分を価値ある人間だと思ってもらおうというベクトルの持ち方は絶対的に間違いです。
 
情けは人の為ならず。心から思い、自ら示した姿は必ず自分のもとへ返ってきます。正確には、その過程で自分に得る物があるということなのですが。
 
 
上っ面の厳しいことを言って先輩面することは誰にでもできます。
後輩がリラックスできて、かつ目標としたくなるようなマイルド先輩。そんなマイルド先輩の務めを果たせるよう、今日も自分自身に磨きをかけたいと思います。
 
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