月9「シャーロック」第4話、観ました!今日は素直に感想を書きたいと思います。
ドラマを観ていて、「そこってそんなに気にするところ?」と思うところがありました。
タイトルのとおりなんですが、「誰かにひとつのことで勝てなくてもいいじゃない」と思ったんです。
同じく観ていた方にはわかりますよね。「こいつには勝てない」って思って悔しい思いをした男が2人、今回の4話には描かれていました。
2つのシーン。2人の男
1人目:若宮潤一
そのシーンのひとつめは、ドラマの前半部分の終わりごろです。
獅子雄(ディーン・フジオカ)の助手を請け負いはじめた若宮潤一(岩田剛典)は、今回の調査にすごく意欲的でしたよね。
でも、足を運んで時間をかけて得た情報は、獅子雄は得意の推理で全部分かっていたことだった…。
これに拗ねた若宮。「もう手伝わない!」と声を荒げます。
その後、部屋を訪ねてきた江藤刑事(佐々木蔵之介)に「あいつ(獅子雄)の推理力には勝てないって思ったんだろ?」と図星を突かれてさらに機嫌を損ねます。
2人目:石橋卓也(ボクシングジムの会長)
2人目は今回の事件の犯人だった石橋卓也(金子ノブアキ)。
事件の謎を獅子雄に解かれた石橋は、犯行の動機を吐露します。
その動機は、「自分が育ててきた梶山裕太(矢野聖人)にボクシング選手としても男としても”勝てない”と思い憎かったから」というものでした。
「育ててきた15年間ずっと嫌いだった!憎くてたまらなかったんだよ!」というセリフもありましたよね。
別に勝てなくてもいいじゃない
この2つのシーンを見ていて、僕はこう思いました。
わざわざ相手の得意なことや長所の部分と自分のその部分を比べて、敗北感を持ってもどうにもならなりません。
若宮は獅子雄に推理力で勝たなくても別にいい。犯人の石橋は梶山にボクシングや1人の特定の女性との恋に勝たなくても別にいいんです。
2人とも、そこで負けたからと言って、男としての価値、人間としての価値はまったく揺るぎません。
若宮には人の気持ちがわかる部分がある。相手に誠実な態度も取れる。
石橋はボクシングジムの会長として成功している。ジム生もたくさんいましたもんね。そして、想いを寄せていた細谷優子が梶山のものになったとしても、それでも男としての価値が下がるワケでは決してありません(悔しいのはすごくよくわかりますが)。
自分の得意なことで勝てばいい
人間の価値は一人ひとり違うところにあるものです。
得意なことがあれば、苦手なことがある。それを補うために他人はいるのであって、自分にないものを探して落ち込むためにいるのではありません。
この点、刑事の江藤はすばらしいですよね。「おれたち普通の人間は、獅子雄みたいなのをうまく利用すればいいんだよ」と言い切っていてむしろ爽やかでしたよね。
これでいいんだと僕は思います。獅子雄だって、江藤たち刑事の調査した情報を得て推理するワケですから。存在価値はイーブンです。
自分の苦手なところばかり探すのではなく、自分の得意なこと、長所を見て生きて行きたいものです。
何が言いたいかと言うと、僕もまた自分の長所や得意なところを伸ばして今後もやっていきたいな。ということ。
こんな普通の感想記事、ドラマの批評が上手にできる人の記事と比べたらどうってことないでしょう。
でも、僕はこういう記事を書くのが得意なんです。きっと共感してくれる人もいるはず。そんなことを思いながら、今日もせっせと思った感想を書いているのでした。
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