月9「シャーロック」9話感想。老夫婦の存在が事件にスパイスを足してる素晴らしい脚本

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月9「シャーロック」9話感想。老夫婦の存在が事件にスパイスを足してる素晴らしい脚本シャーロック(フジテレビ)

今日の月9「シャーロック」もかなり面白い事件でした。

何といっても老夫婦の存在ですよね。最後の晩餐を楽しむために死体を隠してしまう…。これがなかったらかなりシンプルな殺人事件だったと思うんです。

この老夫婦のことを中心に感想などを書いて行きたいと思います。

殺人事件を目撃してのに隠ぺいした老夫婦

獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)、そして刑事の江藤と小暮。

4人は小暮の誕生日ということを口実に人気イタリアンの店で食事をすることに。

しかしここで、殺人事件に遭遇。コナンしかり金田一しかり、どんな確率だ…

獅子雄の推理のもと、副料理長を殺害したのはソムリエの男だったことが解き明かされましたが、まったく無関係に思えた老夫婦の存在がとても印象的な存在でした。

借金取りに追われた老夫婦は、この日思い出のこの店で最後の晩餐を楽しむと決め、その後2人で心中するつもりだったのです。

その最後の晩餐の会場で、奥さんが殺人事件を目撃。その顛末を夫に伝え、夫はトイレに行くフリをして隠された副料理長の死体をさらに見つかりづらい場所へ移動したのです。

なぜそんなことをしたか。という理由が、最後の晩餐を楽しむため。殺人事件に邪魔されず、妻と2人、思い出の店での食事を楽しみたかったから。という理由でした。

老夫婦がこんなことをしたので、「死体が消えた」という謎が事件に加わりました。

まさに事件に深みをプラスする脚本。老夫婦の動機も不自然ではなく、むしろ共感できるものでした。

原作のシャーロック・ホームズシリーズでも、犯人しかり、それ以外の人物がある思惑を抱いて事件を起こしたり事件を複雑にしたりする事件があります。

そんな部分も踏まえての脚本だとするとこれは本当に見事の一言です。

 

獅子雄のおかげで心中はナシに

ドラマのストーリーに入ってしまいますが、この老夫婦、獅子雄が事件を解決したことによって心中の計画はなくなったことでしょう。

警察に「詳しくお話を聞かせて」と言われていたので、死体を動かしたことはもとより、借金により心中を考えていたことも話し、相談できたはずです。

つまり、獅子雄のおかげで老夫婦は命拾いすることになったのです。

獅子雄が謎解きを始めるときにその場の人間全員に聞いた「今夜の食事の率直な意見を聞かせてください」の質問に、奥さんの方が「今夜の食事はとてもおいしかった」と言っていたのが印象に残っています。

このときはまだ最後の晩餐にしようと考えていたのでこのように言ったとも思いましたが、副料理長の味を知らなかった老夫婦にとって、この日シェフが作った料理こそが昔食べた思い出の味だったのでしょう。

シェフはこれが最後の仕事になってしまうかもしれないのですが、いい仕事をしたのだと捉えることもできます。

 

 

読後感のよいストーリーだった

ドラマに読後感というのも変なのでしょうが、語彙力がなくて正しい言葉がわかりません。

とにかく、老夫婦の存在と、副料理長のことは魔が差していたとは言え、シェフの真摯な想いには、見終わった後心がホッとさせられました。

殺人事件は起こったけど老夫婦とシェフにとってはハッピーエンドだったというか。

さて、ドラマはあと2回の予定だそうで、原作のモリアーティこと守谷の話はそろそろ次回から本格的に出てくるのでしょうか。

しかしあと2回で守谷に出会って対決して、ライヘンバッハの滝があって復活して…を考えているとしたら「これ、間に合うのか?」という心配が僕のなかにひっそりあります。

ですが、これまでのストーリーを見ていると、脚本の心配はいらなさそうかな。と期待している僕もいます。

あと2回、月曜日が楽しみです。

月9「シャーロック」第1話の名言・名ゼリフと感想
新しい月9の「シャーロック」初回、シャーロック・ホームズファンとしてがっつりチェックしました!僕はもともと、小説や漫画、映画、ドラマなど、とにかく名言や名ゼリフが好きで、このブログでこの新ドラマ「シャーロック」の名言・名ゼリフ集を書いていこうと思った次第です。 名言・名ゼリフのチョイス、そして加える感想はすべて僕の主観極まりないものでやって行きますが、いっしょにドラマを見ている人に少しでも楽しんでもらえたら幸いです。

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