ある日の食卓に、魚の煮たのがありました。
しかし、何だか様子がおかしい。なんだか見たことない感じ・・・
すると母が、「今日朝のニュースでやってたから買ってみた」とニヤニヤして言いました。
「水魚(ミズベコ)っていって、プルプルの身の深海魚なんだって。コラーゲンたっぷり♪」
コラーゲンは別にどうでもよいけど・・・と思って箸をつけたときの衝撃と言ったら・・・!
1度目のアプローチ、僕の箸はその“とぅるっぷる”な皮と身にはじき返されました。
“箸がはじき返される”初めての経験です。
そして慎重に2度目のアプローチ。もっと身をガシッとつかみにかかります。
すると、つかむことができました!
とぅるっぷるです。白身魚です。
そして、恐る恐る口に入れます。
味よりも食感に期待と不安が入り混じります。
(*´з`)Φ ←恐る恐る口に入れております
んふ~。
何とも言えない食感・・・!
皮はトロリというかぬるりと言うか、そして身はとぅるっぷるです。
「外はぬるっと、中はとぅるっと」とでもまとめておきましょうか。
コラーゲンを口いっぱいに感じます。
箸でつまむのが難しく、また一口食べるとツルツルと一気についてきてしまうので、
ゼリーを食べるような感じです。
ひれの部分までとぅるっぷるなので、
ひれまで一気にツルツル口の中に入ってきてしまいました。
こんな感じ。皮がめっちゃコラーゲンとかゼリーな感じです。
でも、普通に骨があるので、こんにゃくゼリーのように一口で食べては危険です。
さて、「外はぬるっと、中はとぅるっと」
なんともおいしくなさそうな表現をしてしまいましたが、
味は一般的な白身魚と変わらず、淡泊で食べやすいです。
恐れていたクセはほとんどありません。
「クセのすべては食感に詰め込んでおきましたので!」
というような、そんなお魚でした。
ちなみに母は「普段の魚煮るのと同じに作った」と言っていました。
食べ終わり、ふと気になったこと。
深海魚とな?
ヤツは料理される前どんな姿をしていたのか?
調べてみました。
・・・ウソです。(「深海魚 きもい」で調べてみたら出てきました。なにコレ・・・)
ホントはこんなのでした。
なかなか可愛らしいですね。
そしてとぅるっぷる感はすでにありますね。身が半透明です。
水魚と書いてミズベコと呼ぶらしいです。
ノロゲンゲという呼び方もあるそうな。
美食家も愛する食材のようです。
ん~、おいしくないことはないけど、
僕は美食家にはなれないということが判明した食材でした。
コメント
最初のは、「ヒトガタ」っていう、いわゆるネッシーや、雪男みたいなアレです。
ミズベコってのは初めて聞きました。食感のレポートがツボです笑
たまーに深海魚をいただく機会があって(あまり言うと身バレする笑)、刺身とかでいただきますが、
(外見などを)言われなければ「普通の白身」って感じで食べられますよねー
あ、そうなんですか。てっきり実在する動物かと(笑)
ツボに入れてもらうことができて光栄です。
刺身ですか!それはなんていか、モロですね(笑)
うん、味は普通の白身魚でしたね。先入観も大きいんでしょうかね。