メダカが卵をつけている!とってもうれしい瞬間ですよね。
しかし、その卵は放っておいてはまず無事に生まれません。採取して、お世話して、稚魚の誕生と成長の喜びを体験したければ、卵を上手に採取することが必要です。今回はその方法を書いていきたいと思います。
メダカは春~秋の期間に卵を産みます。
水槽に健康な成魚のメダカがオスメス混在でいれば、僕の経験では高確率でメスは卵を産みます。
こんなふうに。メスの親メダカがお尻に卵をくっつけています。そして水草などに体をこすりつけて卵を産みつけます。
しかし、この状態で放っていては、卵から稚魚が孵るのは難しいです。
親メダカが、水草などに産みつけた卵や、無事に生まれた稚魚を食べてしまうからです。(このあたり、あんまり賢くないのがバカっぽくてかわいいですよね)
なので、卵や稚魚は親メダカの水槽とは離して飼うことが必要になってきます。
5年以上メダカを飼っていて「知らない間に親メダカの水槽で稚魚が生まれて泳いでた」という経験は、1度しかありません。
卵と稚魚を育てるためには、人間がきちんと卵を採ってあげる必要があるのです。
◆卵を丁寧に確実に採取する方法
さて、いよいよ卵の採り方です。いくつか方法はあるのですが、僕はこの方法をオススメします。
その方法とは、
メダカのお尻から直接卵をつまみ取る!
です!これが間違いなく確実。その後の卵のお世話もしやすいのです。
では、シンプルですが手順を書いていきます。
①網で卵をつけたメスメダカを確保する。
もちろん網は水に浸けたままですよ。卵をつけたメスメダカだけを網で囲います。
②メスメダカを網の中で角に追い込む。
メダカは手から逃れようと暴れます。なので、まずは体をつまめるように網の角に追い込んでいきます。
③メスメダカのお尻の辺りをつまむ。
ここがメインです。ちょっとだけ難しいかもしれませんが、慣れると割と簡単にできるようになります。
角に追い込んだメダカの、お尻のあたりを指でつまみ、卵をつまみ採ります。
力加減が大事ですが、しっかりめにつまみに行って大丈夫です。メダカの体は小さくてツルツルしていて潰してしまうことはないですし、むしろ躊躇して時間がかかってしまうとメダカにストレスを与えてしまいます。
また、卵も有精卵ならばこれがかなり固いんで大丈夫です。つまんだくらいではまず潰れません。
上手にできるとこのとおり!まとまってきれいに採取することができます。
これが確実に卵を確保する方法です。水草や産卵床に産みつけるのを待ってそれごと回収する方法もありますが、例えばその間外出していれば、その間に親メダカが食べてしまうかもしれません。
また、卵だけを専用容器に入れることで卵の観察や管理もかなりしやすくなります。
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◆卵は専用の容器に移す
採取した卵は、専用の容器に移します。
僕はいつも透明のプラカップを使っています。小さめの容器の方が観察も水替えも楽です。
また、ここが超大事!
卵を入れる水は水道水にしましょう!
なぜならば、メダカを飼育するときには必ず抜かなければならないカルキ。これがメダカの卵の場合は卵が腐ってしまうのを防いでくれるからです。
そして、水道水は毎日換えましょう。これも卵が腐ってカビが生えるのを防ぐためです。
カルキは1日も経てば抜けてしまいます。また、水を換えるときに水も卵も動くこともカビの予防になります。
そして、ここも大事。
稚魚が生まれる間際には親メダカの飼育水にシフトしましょう!
稚魚が生まれたら、カルキはもう毒になってしまいます。卵は1週間ほどで孵ります。卵を観察して、稚魚の目玉や体がはっきりわかるようになって来たら、水道水は卒業して飼育水にシフトします。そしてもちろん、飼育水も毎日飼えましょう。これも水の新鮮さを保つためです。
生まれた生まれた♪
1週間ほど、水をこまめに変えて水の管理をすれば無事に赤ちゃんメダカが生まれるはずです。
卵をつまむのは慣れないとちょっとだけ難しいですが、この瞬間にはすべて報われると思います。ぜひこの方法で丁寧に確実に卵を採取してください。
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