ミスチル全曲詩集『Your Song』レビュー。人生の書棚に入れるべき一冊

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ミスチル全曲詩集『Your Song』これは人生の書棚に入れるべき一冊の宝物だミスチルファンです

待ちに待ったミスチル全曲詩集『Your Song』が届きました。もちろんファンクラブ限定の愛蔵版の方です。

今の時代、「あの曲の歌詞を調べたい」と思ったら、スマホを取り出しますよね。僕もそうしています。

でも、この全曲詩集は、1冊の読み物として、僕の人生の書棚にぜひ入れたいと思い、迷わず購入しました。

人生の要所要所で、また毎晩の読書タイムで、開き、その言葉を噛みしめる。これはデジタルデータではできない味わい方です。

僕が魅了されてやまないミスチルの歌詞が文字通りすべて詰まった1冊。その魅力をレビューしたいと思います。

今までリリースされた全228楽曲が収録

全曲詩集という名の通り、1992年5月10日のデビューアルバム『EVERYTHING』から、2018年10月3日にリリースされたアルバム『重力と呼吸』まで、全部で228曲の歌詞が収められています。

厚さは表紙と裏表紙を除いたページの部分だけでも3㎝。重さはカバーボックス込みで920g(息子のご飯を量る“はかり”でギリギリ計測できる重さ)。

さすがにボリュームがあります。ミスチルが好きな人なら、持っていないと間違いなく損する1冊です。

 

桜井さんの歌詞への想いが書かれている

本書の冒頭には、この全曲を作詞した桜井和寿さんの歌詞へ想いが3ページに渡って書かれています。

とても素晴らしい文章です。これを読んだ感想の記事も別に書きたいと思います。

あるライブに参加したときのMCで、桜井さんは自分のことを「僕は作詞家でもないし哲学家でもないんですけど・・・」と話したときがありました。

でも僕は、桜井さんはずっと前から作詞家であり哲学家だと思っています。

もちろん、作詞家や哲学家として活動しているワケじゃないのはわかっていますが、228曲もの歌詞を書き、その1フレーズ1フレーズから人生の機微が溢れ出ています。

そんな人のことを作詞家で哲学家と認識していても決して間違いじゃないでしょうと思うのです。

歌詞のページは非常にシンプル

本文にあたる歌詞が書かれたページは非常にSimple。真っ白なページに、黒の1色で淡々と歌詞が書かれています。

イラストやイメージ写真、メンバーやライブ映像の写真なんかも一切挿し込まれていません。

白いページにしっとりと書かれる詩。装飾がない分、詩そのものが訴えてくる力を感じます。

インタビュー記事や本書の冒頭の『僕にとって「歌詞」とは?』を読むと、桜井さんが語る「Your Song」という言葉には、ある歌を聴き込み、口ずさみ、味わううちにいつの間にか“自分の歌”になっていく。というニュアンスが含まれています。

これは、詩にも同じことに言えるのではないでしょうか。ある詩を気に入り、一字一句記憶してしまい、長い月日を送る上でふと思い出す。僕の人生の詩になる。言葉になる。

白いページに乗る歌詞は、そんな「Your Song」になる過程を促してくれます。

 

巻末にはアルバム一覧も

228曲の歌詞を終えると、巻末にはこれまでのアルバムとその収録曲がリリースされた順に紹介されています(シングルは掲載されてません。アルバムのみです)。

本書の歌詞はこの一覧の順に掲載されているので、目次としても使えます。

カップリング曲で、それまでどのアルバムにも収録されなかった曲だけを集めたアルバム『B-SIDE』に入っている曲は、相方のシングル曲が収録されたアルバムのあとに掲載されているようです。

通常版と愛蔵版の違い

全曲詩集『Your Song』には、通常版と、僕の持っているファンクラブ限定愛蔵版の2種類があり、値段がかなり違います。

通常版は2,500円ほど。愛蔵版は8,100円します。でも、モノを見ればその差は歴然。

こちらが通常版です。

そしてこちらが愛蔵版。

カバーボックスは箔押し(文字やデザインに凹凸がある)で仕上げられています。

そして本体の表紙は布張りのうえに箔押しです。外見が各段にグレードアップされた仕様になっていて、まさに宝物と言えます。

そしてなんと言っても、愛蔵版には自分の名前や好きな言葉、メッセージなどの文字入れができるんです。

僕はシンプルにローマ字で名前にしました。

さすがにここは箔押しではなく、シールのようなものになっていますが、スペシャル感は抜群です。

自分の1冊だよ!という気持ちになりますね。これも「Your Song」というコンセプトに沿っていて粋です。

 

まとめ

僕はまさしく歌詞に心を奪われて、ミスチルを好きになりました。忘れもしない『sign』の歌詞がきっかけです。

実はこのブログでは、そんなミスチルの歌詞を僕が独自解釈するカテゴリーもあります。“歌詞から人生の機微や哲学を学ぶ”という意味を込めて、「歌詞学」というカテゴリー名をつけています。

僕が歌詞を聴き込んで、自分なりの物語や価値観、人生訓としてとらえたことを書いています。

そうなんです。まさしく“桜井さんという人が書いた詩を、僕の詩にした”内容を書いているのです。

自己満足ですけどね。

ミスチルの歌詞好きの方にぜひ読んでもらい、それぞれの「Your Song」となった歌詞のことを話し合えるととても楽しそうだな、なんて思っています。

 

 

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