「真田丸」24話、1日遅れで先ほど見ました!
いやー、時代劇とか大河とか、ほぼ興味なかったのに、
なんで真田丸はこんなに引き込まれるのでしょう!
僕は、それぞれのキャラの個性がとても豊かなのと、
それぞれのキャラが成長していく姿や心情をうまく見せているからだと思います。
今回の24話では、石田三成がそうだったと思うのです。
覚えていますか?
石田三成と真田昌幸が対面したのは、18話「上洛」。
この18話で僕が一番印象に残っているのは、
昌幸たちが秀吉に納めるために持ってきた毛皮を、
三成が「臭いな」と一蹴したシーン。
さらに昌幸たちを大阪城内ではなく近くの寺に泊まらせるという扱い。
信濃の山奥からやってきた田舎者を邪険に扱うお高くとまった奴。
それが三成のイメージでした。
しかし、今回の24話では、その昌幸に教えを乞うシーンがありました。
初対面での扱いが邪険だっただけに、
三成のこのセリフはちょっと見直しましたよね!
流れを振り返るとこんな感じ。
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しかし、北条を落とすためのラストひとつの城、忍城が落とせない三成。
前回の話では「忍城ひとつ落とすのにどれだけかかっている!」
「私は無駄が大嫌いだ」と文句を言っていた手前、カッコがつかない。
それに時間がかかると大嫌いな“無駄”が増える一方で焦る焦る。
そんなときに、昌幸が一言。
「ここはそれがしにお任せくだされ。貴殿の嫌いな卑怯な手を使うが良いか?」
焦る三成はこの昌幸の申し出にあっさりうなづきます。
昌幸が示した“策”のキーアイテムは、自決した北条氏政の血の一滴もついてない兜。
この兜を出浦に忍城にひっそり持ち込ませ、
「氏政は部下を見捨てて一人降参して逃げた」というデマを城内に流すこと。
結果は、昌幸のこの策が見事にはまり、苦戦した忍城落としはあっさり完了。
この策を提案する前に、昌幸が一言、こんな前置きをしました。
「戦とは、相手の心を制することが重要」
これ、ホントにそうですよね。
北条の誇りを守るために勝ち目のない戦いに必死に抵抗する忍城の兵。
しかし、事実上のトップである氏政が自分たちを見捨てて一人逃げ出したと知れば、
忍城の兵たちにもう抵抗する気力は残りません。
実に巧妙な策。心を制したらそりゃ勝てる。
むしろそれだけができたら戦には勝てる。
昌幸はそれを長年の経験でわかっていたのですね。
さて、そんな昌幸の手腕を目の当たりにした三成。
卑怯な手は嫌いといいながらも、兵力も労力もほとんどかからないこの策。
無駄が嫌いな三成には目から鱗だったことでしょう。
そしてそんな戦の仕方を見せてくれた昌幸にこう言います。
「私に戦とはどのようなものか教えてほしい」
この一言!おお~!と思いましたね!
あのプライドの高い、お高くとまった三成が、
あれだけバカにした昌幸にこんなセリフを言うなんて!
ここに三成の人間的な成長を感じました。
こういうシーンをどんどん見せてくれる「真田丸」。
ああ、毎週楽しみだ。
三谷幸喜はやはりすごいですね。
しかし、あの三成がゆくゆくは関ヶ原の戦いで
徳川家康と天下分け目の戦いを繰り広げ、
最後は負けて終わってしまうことになるのです。
なんだか想像がつかないですよね。
これからどんな展開になっていくんでしょう!
そして信繁はどんな活躍を見せてくれるのでしょう!
そういえば、堀北真希が妊娠したとの噂ですよね。
ホントなんでしょうか。ちょっとショックだな。
石田三成め・・・!
NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック 音楽:服部隆之
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