やばい。真田丸がアツいですね!
今日もアドレナリンがドバドバ出て止まりませんでした。
さて、今日の幸村の戦いを、
僕たち視聴者と同じ眼差しで見ていた人物がいましたよね。
そうです。僕がこのドラマで大好きになった武将、上杉景勝。
今日の話での彼の気持ちを想像すると、胸の奥がジンときますよ。
景勝と源次郎(幸村)は、源次郎が人質として送られたことから関係が始まります。
勇敢であり、聡明、そして凛とした若者である源次郎を
景勝は人質としてではなく、息子のように扱います。
そんな関係が築かれるまでの話も、思い起こせばアツい回でした。
しかし、何の因果か、世の流れと勢力の流れにより、
大坂の陣ではそんな二人は敵同士に。
今日の話では、家康め、景勝に真田丸を攻め落とせと言いやがった!
真田丸ファンの大多数は、僕と同じくきっと景勝ファンでしょう。
僕と同じタイミングで憤りの声を上げた方も少なくないはず。
義に厚い景勝。
その男らしさに景勝ファンになったというのに、
「お主のような息子が欲しかった」とまで言った源次郎を攻める景勝など見たくない。
しかし、一方で、今回の真田丸は痛快な回でした。
「完封」というタイトルからも、今日はイケイケのノリノリ!
という予想ができてはいましたが、
いやいや、真田勢の戦いぶりは見事!
・大助の父親と同じ挑発の踊り
・真田丸の空堀のトリッキーな仕事ぶり
・炸裂する鉄砲隊
・火縄銃でスナイパーライフル級の狙撃を魅せる毛利勝永
・逃げる敵を追撃し、槍を振るう幸村
幸村の戦いっぷりに敵が逃げ惑う。
そんな場面を目の当たりにした上杉・・・
聞こえるはずもないことを知りながら、
源次郎に向かって叫びます。
「日の本一の兵(つわもの)~!」
この言葉、単に幸村の戦いっぷりに感嘆しての言葉ではないと思いました。
時代の流れ、勢力の流れにより、敵となった源次郎。
しかし、かつてはともに同じ時間を過ごし、息子とも思えた相手。
そんな相手に、今「刃を向けよと」と命じられた。
今回は、幸村の策により、上杉が仕掛ける前に
前田と井伊の軍勢が自分から攻めていったため、
上杉は真田と戦わずに済んだ。
しかし、今後も敵同士なのは変わらない。
これからの時代の流れ、勢力の流れにより、
また対峙することを強いられることもあるだろう。
それでも、今回の幸村の戦いっぷりを認め、応援してやりたい。
これから後、どんな結末があろうと関係ない。
「日の本一の兵はお前だ!」と声を大にして言うことで、
景勝は自分の息子同然の幸村に精一杯の尊敬とエールを送ったのです。
景勝のこのセリフ、幸村の耳に届いたらどんなによかったか・・・
しかし、届かないからこそ価値があり、放たれた言葉なんですよね。
きっと。
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