少し前に、同僚の女子の結婚式に呼んでいただきました。
披露宴の最後、新郎がお礼のあいさつのなかで
参加者に誓った言葉がとても感動的で圧倒されたので書き留めておきます!
「愛って、永遠なんだ」と心から感じた経験でした。
式と披露宴に呼んでくれたこの同僚は、学生時代に父親を亡くしており、
披露宴の途中の新婦の手紙でも、亡くなったお父さんのことを書いていました。
「私の花嫁姿はどうですか?」というお父さんへの問いかけには、
もうホントに、必死で涙をこらえる必要がありました。
そんなシーンがありながらも、幸せそうで楽しい雰囲気で進んでいった披露宴。
披露宴の最後を迎え、新郎から参加者へお礼のあいさつのタイミングになりました。
僕よりもひとつ年上にあたる新郎が、どんなことをしゃべるかなと耳を傾けました。
まずは、お互いの家族、そして親戚へのお礼。
さらに友人、職場の人への感謝の気持ち。
これらのあと、新郎は、新婦の亡くなったお父さんへの言葉を述べたのです。
それはこんな言葉でした。
「〇〇(新婦の名前)のお父さん。〇〇がこんなに明るく元気で、
人の気持ちのわかる優しい人間に育ってきたのは、
きっとお父さんのおかげだと、僕は〇〇からお父さんの話を
聞くたびに思っていました。
同時に、お父さんが〇〇にかけてきた愛情は
とても大きくて深いものだったのだろうと思います。
まだまだ未熟な僕ですが、そんなお父さんに負けないくらいの愛情を
僕は〇〇にかけて行きたいと思っています。
どうか僕たちを見守っていてください」
僕はこの言葉に胸を打たれ、感動のあまりに涙も忘れ、
ただただ、ある思いと確信が頭や胸のなかをいっぱいにしました。
愛って、永遠なんだ。
見聞きしすぎて疑いたくなるフレーズですが、
同僚のお父さんの愛は、自身が亡くなったあとも
同僚の記憶に消えずにしっかり根づいていて、
それが一人の魅力的な女性を育てた。
やがて、その女性に強く惹かれる男性が現れ、
お父さん以上の愛をかけることを約束した。
お父さんの娘にかけた愛は永遠に生き続け、
そして継承されていく。
その愛は、途切れることなくさらなる未来に続いていく。
新郎のスピーチで、僕はそのことをありありとリアルな形として
感じ取ることができ、気づかされたのです。
すごい。本当に人間ってすごい。そして尊い。
そう感じてやまない瞬間でした。
僕も、この新郎のように愛の存在や強さを毅然と語り、
誓えるような男になりたい。ならなくてはと思わされました。
楽しいだけでなく、人間の尊さや愛について気づかせてもらうことができた
とてもステキな結婚式と披露宴でした。
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コメント
結婚式、いくたびにいろいろ考えさせられ、いろんなものを得て帰ってくる気がします。
先日結婚した高校時代の親友の式も、(高校の同級生同士の結婚ということもあり)いろんな感動が詰め込まれてました。(隣では友達がめっちゃ泣いてました)
余興というか演出も大切なんですが、手紙のところはどこよりもきっちり大切にしたいですよね
人生の節目も節目ですもんね。主役の2人の人間模様とか覚悟とか希望とか、そういうものに触れられますよね。
親友の結婚式でしたか!僕も経験しました。感動がありますよね。
演出によっては僕も泣いてしまった式もありましたね(笑)
そうですね。やはり決めるべきところですから、自分のときにはしっかり考えてやりたいところです。