水槽の掃除屋として八面六臂の活躍を見せる石巻貝さんたち。
(コケが消えた!石巻貝(イシマキガイ)の水槽掃除力がものすごい。)
しかし、注意点があります。
彼らは裏返ってしまうと自力で起きられないのです。
確かに、この写真の状態からでは自力で起きる映像は想像できません。
中身がぐグイーンと伸びればいいのですが。
そうしてどうなるかというと、そのまま殻の奥に埋もれてしまい、
早いと1日もあれば死んでしまいます。
なんとデリケートな生き物でしょうね。
こんなんで厳しい自然のなかで生きていけるのでしょうか。
ダルマさんを少し見習ったらどうなのか。
なんて仕方のない心配をしてしまいます。
これは何も石巻貝に限ったことではなく、同じような殻の貝にはあるあるだそうです。
僕の水槽歴でも何度かありました。
気づくと裏返ってしまっていて、もとの体勢(下向き)に直してあげるも、
そのまま数時間動かない、1日経っても動かない。何日経っても動かない。
そんな状態です。
結局そのまま動くことはなく、死んでしまったのだと判断しました。
長時間裏返って起き上がれないで、
この世に絶望して死んでしまったのかと思うと切ない気持ちになります。
あるときミナミヌマエビを一緒に飼っていたときなんかは、
裏返った買いにエビたちが群がっていてちょっとしたホラーでした。
水草をつたって最後に水草がなくなり落ちてしまう。
水槽のガラス面から滑って落ちてしまう。
そうして運悪く、その体勢は裏返し。
こんなことが少なからずあります。
だから、見つけた瞬間に救助してあげましょう。
一刻の猶予もありません。
僕の経験では、気温の高い(=水温の高い)ときには
貝の動き自体が活発で、裏返し時間が長くてもちゃんとまた動き出す
という傾向を感じています。
ただ、人間は自力で起き上がらなくてはなりません。
待っていても誰も起こしてくれません。
僕たちの生きる世界は水槽のなかより厳しいのですね・・・。
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